テロ支援国家指定解除へ・・・ | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

テロ支援国家指定解除へ・・・

今週の直言
『テロ支援国家指定解除へ・・・問題はこれからだ!』

 米国による、北朝鮮のテロ支援国家指定解除は、確かに拉致問題解決のための梃子を一つ失ったという意味では、日本にとっては痛手だ。ただ、悲観してばかりはいられない。今度こそ、日本外交の真価が問われる番だからだ。

 米国が言うように、指定が解除されても、米国内での北朝鮮への制裁はまだ数多残っている。人権や核実験、大量破壊兵器関係で、今現在、40~60の制裁措置が北朝鮮に課せられているという。30億円以上ともいわれる在米北朝鮮資産の凍結等は最たるものだ。

 よく指定解除で国際機関からの北朝鮮への融資が可能になるとも言う。世界銀行やアジア開発銀行の融資が念頭に置かれている。確かに、実際に、莫大な融資資金が北朝鮮に流入すれば、日本のささやかな制裁など効果はないから万事休すだろう。

 しかし考えてもみてほしい。アジア開発銀行の総裁は日本人だし、最大の出資国は日本である。具体的な融資の決定を行う理事会にも、もちろんポストがある。世界銀行も同様に、日本は米国に次ぎ第二の出資国で、理事ポストもおさえている。米国にしろ、指定解除で融資に「反対する法的義務」はなくなるものの、実際の融資に賛成か反対かはフリーハンドを握ったということでしかない。

 したがって、北朝鮮が拉致問題で誠意を見せなければ、日本が本気で融資をストップさせようと思えばできるのだ。いや、しなければならない。まさに日本外交の真価が問われるのである。

 ただ、懸念材料はある・・・

(字数の関係で、以下、ホームページに続きます。下のリンクから続きをお読み下さい。)


続きはこちら⇒http://www.eda-k.net/chokugen/359.html
ホームページはこちら⇒http://www.eda-k.net/