これが政府の 『情報公開』 か!
今週の直言
『これが政府の「情報公開」か! ・・・外務事務次官を即刻更迭せよ』
私は、自民党総裁選で3週間も国会が空転している間にも、最大の焦点である「テロ特措法問題」について政府の姿勢を問いただしてきた。計9本の質問主意書を総理宛てに提出し、先週、その答弁書が返ってきた。
一読して開いた口が塞がらなかった。これだけ「イラク作戦への転用疑惑」の状況証拠が積み上がってきている中で、777回に及ぶ給油活動の実績について「自衛隊及び諸外国の軍隊の運用に支障を及ぼすおそれがある」として答弁を一切拒否した。
そして本来なら、これだけの成果があがりましたよと、国民にもっとアピールしても良い、インド洋上の海上阻止行動の成果についても「個々の作戦の円滑な遂行や参加者の安全」のためとして、同じく答弁を拒否した。
口では「徹底した情報公開」を言いながら、一方ではにべもなく拒否する、こんな姿勢で国民の理解が得られると思っているのか! 極めて残念で遺憾でならない。軍事行動の最前線にいる米軍ですら、つい1~2年前までの、空母も含む各艦船の航海日誌を公開(注1)しているというのに、後方支援しか担っていない海自の活動が「軍事オペレーション上の支障」で公開できないとは、チャンチャラおかしい。
ただ、その中でも、いくつか公式に確認された、あるいは新しい事実も出てきた。
まず、これまで「補給の都度、その外国の艦船が『不朽の自由作戦』(アフガンのテロ作戦)に従事していることを確認してきた」としてきた政府が、実は、補給した後の当該艦船のその後の活動については「承知していない」との答弁をしてきたのだ。これでは、今、疑惑が指摘されている米補給艦が、その後「イラク作戦」に給油したってわからないではないか!
要は、米国の間では紙切れ一枚の「『交換公文』で『テロ特措法の範囲内』であることを確認しております」「米国に聞いてもそう言っております」「あとは日米の信頼関係でございます」という、これまでの米国べったり、言いなりの、いい加減な政府の対応(注2)が裏打ちされた形だ。
さらに、海自の補給する油が、何も特別高品質な油ではなく、元々米軍仕様のNATO規格の油であることを公式文書で初めて認めたことだ。これで外務事務次官やシーファー米大使が、「パキスタン船にはハイオクが必要で海自しか補給できない」という主張は破たんした。
それだけではない、実は、そのパキスタン船は英海軍からの払い下げであり、かつ、パ海軍自体も洋上航行可能な補給艦を二隻も持っていることも判明したのだ。一部には、イスラムのパキスタンがクリスチャンたる米英から補給されるのを嫌がるとの主張(例えば森本敏拓殖大教授)もあるが、本体(艦船)がクリスチャンからなのに、なぜ油はクリスチャンからだとダメなのか、全く理解に苦しむ。自前の補給艦もあるのだから、いざとなれば、それを使えば良い。
つまるところ・・・
(字数の関係で、以下、ホームページに続きます。下のリンクから続きをお読み下さい。)
続きはこちら⇒http://www.eda-k.net/chokugen/322.html
ホームページはこちら⇒http://www.eda-k.net/
『これが政府の「情報公開」か! ・・・外務事務次官を即刻更迭せよ』
私は、自民党総裁選で3週間も国会が空転している間にも、最大の焦点である「テロ特措法問題」について政府の姿勢を問いただしてきた。計9本の質問主意書を総理宛てに提出し、先週、その答弁書が返ってきた。
一読して開いた口が塞がらなかった。これだけ「イラク作戦への転用疑惑」の状況証拠が積み上がってきている中で、777回に及ぶ給油活動の実績について「自衛隊及び諸外国の軍隊の運用に支障を及ぼすおそれがある」として答弁を一切拒否した。
そして本来なら、これだけの成果があがりましたよと、国民にもっとアピールしても良い、インド洋上の海上阻止行動の成果についても「個々の作戦の円滑な遂行や参加者の安全」のためとして、同じく答弁を拒否した。
口では「徹底した情報公開」を言いながら、一方ではにべもなく拒否する、こんな姿勢で国民の理解が得られると思っているのか! 極めて残念で遺憾でならない。軍事行動の最前線にいる米軍ですら、つい1~2年前までの、空母も含む各艦船の航海日誌を公開(注1)しているというのに、後方支援しか担っていない海自の活動が「軍事オペレーション上の支障」で公開できないとは、チャンチャラおかしい。
ただ、その中でも、いくつか公式に確認された、あるいは新しい事実も出てきた。
まず、これまで「補給の都度、その外国の艦船が『不朽の自由作戦』(アフガンのテロ作戦)に従事していることを確認してきた」としてきた政府が、実は、補給した後の当該艦船のその後の活動については「承知していない」との答弁をしてきたのだ。これでは、今、疑惑が指摘されている米補給艦が、その後「イラク作戦」に給油したってわからないではないか!
要は、米国の間では紙切れ一枚の「『交換公文』で『テロ特措法の範囲内』であることを確認しております」「米国に聞いてもそう言っております」「あとは日米の信頼関係でございます」という、これまでの米国べったり、言いなりの、いい加減な政府の対応(注2)が裏打ちされた形だ。
さらに、海自の補給する油が、何も特別高品質な油ではなく、元々米軍仕様のNATO規格の油であることを公式文書で初めて認めたことだ。これで外務事務次官やシーファー米大使が、「パキスタン船にはハイオクが必要で海自しか補給できない」という主張は破たんした。
それだけではない、実は、そのパキスタン船は英海軍からの払い下げであり、かつ、パ海軍自体も洋上航行可能な補給艦を二隻も持っていることも判明したのだ。一部には、イスラムのパキスタンがクリスチャンたる米英から補給されるのを嫌がるとの主張(例えば森本敏拓殖大教授)もあるが、本体(艦船)がクリスチャンからなのに、なぜ油はクリスチャンからだとダメなのか、全く理解に苦しむ。自前の補給艦もあるのだから、いざとなれば、それを使えば良い。
つまるところ・・・
(字数の関係で、以下、ホームページに続きます。下のリンクから続きをお読み下さい。)
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