98年参院選惨敗・・・橋本退陣へ(1) | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

98年参院選惨敗・・・橋本退陣へ(1)

(時あたかも参院選の真っ最中。このままいくと、自民党惨敗の流れの中で、思い出されるのが、私が総理秘書官(政治担当)として仕えた橋本政権時の惨敗だ。61議席の改選議席数を大幅に減らして、44議席の惨敗。即刻、橋本首相は退陣を決め、私も、当然の決断と淡々と、それを受け入れた。参院選後を占うためにも、私自身の記憶を整理するためにも、そのドラマを再現していきたい。)

 98年7月12日(参院選投票日)。午前9時半、自宅にいた私に額賀副長官から電話が入る。とにかくお互い連絡を取り合い、今日一日のことに対処しよう。

 昼前、マスコミ関係者から「厳しい」との一報が入る。58という数字。14時。額賀氏が村岡官房長官に呼ばれる。そろそろ平成研(小渕派)がバタついてきたようだ。15時半、55という数字。野中幹事長代理の読みも同じ。「即退陣」との声も幹部から出始めた。

 17時、額賀氏に電話すると代沢の竹下邸。背後で早速、後継人事の相談らしき声が聞こえる。首相公邸に行く前に、一緒に夕食をとる約束をした。

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