国民不在の政争の末、予算案が衆議院通過 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

国民不在の政争の末、予算案が衆議院通過

 相変わらず国会は世間とはかけ離れた駆け引きに終始しています。先週の金曜日、来年度予算案の衆院通過が図られたのですが、午後10時25分に始まった国会は、翌朝4時前まで続きました。

 予算案の可決を先延ばししようという、野党が提出した予算委員長等の解任決議案等が原因ですが、その提案理由説明に、だらだらだらだら一時間半もかける。単純な時間稼ぎ戦術です。

 それもまだ、当初の方針を貫けば良いものを、3時過ぎに、これ以上時間をかけるのは適当でないという自民党と民主党の直取引で、所得税法等の予算関連法案の採決は今週に先延ばしする代わりに、財務金融委員長の不信任決議案を民主党は取り下げました。

 これに社民党や共産党は怒るは怒るは。当然です。事前に野党ですりあわせた方針を土壇場で反古にするのですから。先の国会でもありましたが、民主党の戦術は中途半端。やるならやる、やらないならやらないという、ぶれない方針がありません。
 あまりに馬鹿らしいので、こうした国民不在の政争には与しないという姿勢を鮮明にするために、私は本会議場を後にし、採決はあえて欠席しました。

 なお、予算案の採決については、本会議場に戻り、問題は多々あり、極めて不本意でしたがが、今の予算案に賛成せざるえを得ませんでした。なぜなら、国家にはどんな予算でも必要で、野党からの対案の提示がなされない以上、ただ反対では、政治家として極めて無責任だからです。昨年も同じ理由から、苦渋の決断で賛成しました。

 4年前には、野党・民主党も独自の予算案、予算組み替え動議も提出していただけに、この点でも、民主党のふがいなさに唖然とします。

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