六者協議合意と拉致問題 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

六者協議合意と拉致問題

 六者協議が合意した。今現在の外交努力としては評価すべきと思う。契約をしてダウンペイメント(頭金)を打ったといったところか。

 単なる口約束(契約)でもなければ、将来の核放棄(契約の完全履行)が保証されたわけでもないが、頭金(寧辺核施設の閉鎖・封印と5万トンの重油)という裏打ちは最低限できた。あとは執拗な外交努力で、時には制裁で尻を叩きながら、段階的に核放棄までもっていくしかない。既存の核兵器やプルトニウム、ウラン濃縮施設等の扱いは不明確なのだから。

 ただ、拉致問題は厳しくなった。米国もテロ支援国家指定解除に向けて動くというし、現実に核放棄プロセスが進めば、拉致を置き去りに手続きが進んでいく可能性もある。
 その時、安倍政権にとっては厳しい局面になる。

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