今週の直言 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

今週の直言

「再び『政党不信の時代』がやってきた」

 失言やスキャンダルが続き、それへの毅然とした対応、姿勢もみえない安倍内閣・自民党にも失望したが、かと言って、これに対峙する民主党もふがいない。
 「産む機械」発言の柳沢大臣や彼を守る安倍自民党も言語同断だが、それを口実に審議拒否し、国会を放りだして、ひたすら選挙パフォーマンスに走る野党・民主党もどうかと思う。
 そうした声が最近、私の周りでもとみに増えてきた。まさに自民と民主、「どっちもどっち」という状況が続いている。

 そして、それを象徴するかのように、注目の週末地方選(愛知県知事選、北九州市長選)は、与党、野党一勝一敗の痛み分けとなった。特に愛知県知事選で、柳沢発言の追い風があるにもかかわらず、野党候補逆転とまでいかなかったのは、この「どっちもどっち」という絶妙な有権者の判断とも言えよう。

 しかし、考えてみれば当たり前のことだ。今の「二大政党制」は、マスコミが半ば強引に囃し立て、造り上げたものだからだ。時代は、再び「政党不信」「既成政党離れ」の時代に突入しつつある。

 私は一貫して、今の政党政治は「ニセモノの政党政治」だと言ってきた。言ってきただけでなく、この3回の衆院選を、あえて不利な純粋無所属、いや「無党派党」として戦い抜いてきた。厳しいことは「勝って負けて勝って」の2勝1敗の戦績が証明している。

 誤解なきように言っておくと、私は、「議会政治が政党政治」で「政権交代可能な二大政党制」が望ましいことにも異論がない。

 ただ、30年間、行政や政治の世界に直接身を置いてきて、そのうち6年間は、首相官邸という政権の中枢から政党の正体、その裏表も見てきた。そして、今は、自民からも民主からも等距離の、あえて純粋な「インデペデント」として政治活動をしている。そうした者の叫びとして、基本政策ぐらいは一致させた「真っ当な政党政治」の実現、という至極当たり前のことを訴えているにすぎない。

 何回も言うが今の政党政治は「頭と胴体と手足がそれぞれ違う方向に動く動物」と同じだ。基本政策で「一本背骨も通っていない」。だから一歩も前に進めないのだ。こんな政党に入ってもしょうがない。それが私が今、無所属である理由だ。

 私も細かい政策のことは言わない。政党というのは、基本政策ぐらい一致させ、その政策でこの指止まれ、そして集まった同志が力をあわせてその政策を実現する、本来そうあるべきなのだ。しかし現実にはそうなっていない。自民も民主も「寄り合い所帯」「ごった煮」と言われる所以だ。

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