核武装に関する議論は自由なのか? | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

核武装に関する議論は自由なのか?

 自民党や閣僚の一部から、日本の核保有について「議論はすべし」という声があがっている。 発言している政治家の来し方を知る者にとっては「さもありなん」といった感じである。

 「議論は自由」という擁護論があるが、学者や評論家と違い、政治家が「議論」という場合には、それに止まらない可能性があるからこそ問題なのである。
 確かに、米国の「核の傘」がいざという時、日本防衛に有効に機能してくれるか、という検証、議論は良い。しかし、日本自身の核保有は、NPT(核不拡散)体制を崩壊させ、日米同盟の破棄にもつながる。

 世界中を核による「恐怖の均衡」にに追い込み、自主防衛で過大な負担を背負い込む「核武装」に、何ら議論する余地もなければメリットもない。


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