霞ヶ関の周到な手口教えます! | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

霞ヶ関の周到な手口教えます!

月刊「WiLL」2008年12月号 掲載記事
『総力特集 政権交代なるか  霞ヶ関の周到な手口教えます!』
江田憲司(衆議院議員)

●脱藩したから官僚と戦える
 私は二十人の元官僚とともに、「脱藩官僚の会(正式名称は官僚国家日本を変える元官僚の会)」を立ち上げました。なぜこのような会を立ち上げたか。それは私が、十年前に橋本内閣の総理秘書官として中央省庁再編に携わったことが大きいと言えます。

 当時は、「大蔵改革なくして行革なし」と言われたように大蔵省の改革が必要不可欠で、もう一方の柱は郵政民営化でした。大蔵改革は、スーパーエリート・パワー官庁を分割するということですから、それはもう凄まじい戦いがありました。
 大蔵省には政治家も官僚も逆らえないですから、黒子であるはずの総理秘書官である私が前面に出て、総理を支えなければなりませんでした。

 その時の経験から言えることは、「官僚に太刀打ちできる政治家がいない」ということです。それは知識や経験という能力の部分以外にも、予算の査定権と税の査察権を持っている大蔵省だから逆らえないということもあります。政治家は脛に傷を持っている人が多いので、そこを突かれると困る。実際、陰に陽にプレッシャーがあるわけです。
 そのような官僚主導を打破するためには、彼らが画策して改革を骨抜きにしたり、国益ではなく省益のために動くことをいち早く察知しなければなりません。それができるのは、彼らの手口をよく知っている元官僚で、しかも母屋である出身省庁と縁を切った人です。天下りの面倒を見てもらうような母屋と利害関係のある人では、とてもじゃないが官僚と戦うことはできないからです。

 それを一言で表現するために、「脱藩官僚の会」という名前をつけました。単に花火を打ち上げるだけの会ではなく、フットワークをよくして動いていきたいと思っていますが、なんと設立前から動かざるを得ないことが起こりました。
 六月に発起人会を開いたのですが、その一週間後に「緊急アピール」を出しました。それはまさに、官僚が周到に画策した動きを察知したからです。

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