脱藩官僚の会/緊急アピール第二弾 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

脱藩官僚の会/緊急アピール第二弾

【脱藩官僚の会/緊急アピール第2弾(6/23)】
「広く人材を公募せよ!・・・公務員制度改革推進本部の事務局人事」

平成20年6月23日
「官僚国家日本を変える元官僚の会」
設立発起人会


 「公務員制度改革」は、「官僚国家日本」すなわち「官僚主導の政治・行政」を打破し、この国を真に「政治主導」、「国民主導」に変えていくための、極めて重要、かつ大きなステップである。かかる問題意識から、当会としては今後、この改革を最重要課題の一つと位置づけ取り組んでいく方針であるが、現在、以下のような極めて憂慮すべき事態が、政府部内で進行している。

 すなわち、公務員制度改革基本法の成立に伴い、「公務員制度改革推進本部」(以下「本部」という。)が設置されることになったが、報道等によれば、その事務局人事をめぐって、「公募派」と「密室人事派」が対立しているという。

 特に、官邸の官僚出身幹部らは「公務員、役所の実態を知らない門外漢ではだめ」という理屈を振りかざし、霞ヶ関各府省からの出向で、その思い通りに動く人物を事務局幹部に据えようとしているという。このような霞ヶ関の「お手盛り人事」を認めれば、改革は、その初期段階から頓挫したと評するしかない。

 橋本政権時、官邸に置かれた「行政改革会議」(中央省庁の再編を担当)の例をひくまでもなく、今後の本部運営の帰趨を左右するのは、この事務局人事に、いかに外部(民間)人材、改革意欲に富む官僚等を配置できるかにかかっていると言えよう。

 特に本部運営に極めて大きな影響を与える事務局長人事は死活的に重要で、橋本改革時も、局長には「非官僚(OBを含む)」を当て、事務局にも効果的に民間人材を配した。また、行政改革会議自体の委員にも、官邸の官僚出身幹部による候補者のリストアップを退け、官僚OBを排除した。

 「神(戦略)は細部に宿る」ともいう。こうした事務局人事を軽んじると、今後の内閣人事局の制度設計、各実定法の改正作業等が、官僚主導で行われることは火を見るよりも明らかであろう。

 したがって我々は、本部事務局のポストは公募し、政府内外から広く、改革意欲と識見・能力を兼ね備えた人材を求めるべきと強く訴えるものである。そして、事務局長には、官僚への不信感が払拭されない現状においては、「外部(民間)人材」を充てるべきと考える。

 なお、本部は、7/11(金)に第一回会合を開催すると聞いている。その前には、事務局人事を固める必要があり、そのためには、公募期間が少なくとも一週間、その後、人物審査と人事の発令等で一週間程度必要と考えれば、今週半ばから公募を開始しても、ギリギリのタイミングと言わなければならない。官邸の官僚出身幹部は、この今週前半をしのげば、「時間切れ→公募なし」となることを密かに期待している。事態は急を要しているのである。

 また、一言で「公募」といっても、それが「公募」という名を借りた霞ヶ関による「お手盛り人事」では元の木阿弥だ・・・

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