金融危機に日本のリーダーシップを示せるか | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

金融危機に日本のリーダーシップを示せるか

【今週の直言】
『金融危機に日本のリーダーシップを示せるか?』

 世界的な金融危機が進行している。米国では名だたる投資銀行がすべて再編され、ロシアでは市場閉鎖が起こり、韓国では10年ぶりの経済苦況に陥っている。また、欧州経済の深刻度は、むしろこれから明らかになると言われるほど、その先行きが心配されている。

 もちろん、我が日本も、株の暴落や、景気の先行指数である機械受注統計の大幅な落ち込み等厳しい経済情勢にあるのは同じことだが、幸いなことに、一部の地域行を除き、金融機関の健全性は比較的保たれている。これを受けた円高も、輸出企業への悪影響はあるものの、基本的に悪いことではない。

 このような時であるからこそ、今、日本に求められていることは、世界の経済大国としてのリーダーシップであろう。何よりも、日本には、90年代後半から2000年代初頭にかけての、金融連鎖破たんから不良債権処理までの、貴重な経験がある。

 当時、何もしなかった麻生太郎、中川昭一という政治家が、総理、財務・金融大臣を占め、どれだけ肉声でその「経験」を伝えられるかは極めて疑問だが、確かに、私がいた橋本政権時の「住専処理」、金融連鎖破たんを受けた預金保護、金融システミックリスクへの対応、資本注入等の経緯、経過、その反省と実績等を世界に伝えることは有益であろう。

 とにかく、今の米国の状況は、当時の住専処理への税金投入を受けた日本国民の感情と酷似している・・・


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