対談「今必要な改革とは」(東洋経済掲載) | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

対談「今必要な改革とは」(東洋経済掲載)

週間東洋経済2008年9月27日号に、対談記事が掲載されました。
以下、記事を転載します。

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特集 日本の政治を問う!

対談 「今必要な改革とは」
田中秀征(福山大学客員教授、元経済企画庁長官) × 江田憲司(衆議院議員)

「官僚支配からの脱却と国民の望む行政改革の実行こそ急務」

─── 解散・総選挙が迫る中、あらためてニッポンの政治が抱える構造問題について問われている。元経済企画庁長官の田中秀征・福山大学客員教授と官僚出身の江田憲司・衆議院議員(無所属)の2人に、徹底討論してもらった。

◆      ◆      ◆

——— 福田康夫首相の突然の辞意表明について、政界で孤高ともいえる立場にいるお二人に、率直な印象をお伺いします。
田中 早期解散の流れに抗しきれなかったのだろう。本当は参院選直後に解散すべきだった。ただこの局面は願ってもないチャンス。中川秀直さんら行政改革派が前面に出て統治構造の大改革に取り組んで欲しい。

江田 これが示すのは政治全体の劣化だ。自民党であれ民主党であれ、基本政策さえ異なる議員同士が同居するかぎり誰が首相になっても足を引っ張られ、国民本位の改革は進まない。

——— 自民、民主の2大政党が作り出している状況をどう見ますか。
田中 一言で言えば、閉塞感が極まっているということだ。この中から力強い動きは出てこないだろう。

江田 政党政治が機能していない。私の地元でも「自民党には不満がいっぱい」だが「民主党には不安がいっぱい」という声が多い。エセ2大政党制の間隙を付いて官僚が失地を回復し、いいように政策を操っている。

田中 官僚機構が統治構造の核心を占めている。それを土台にしている点では自民も民主も同じだ。細川護熙政権以来、いろいろな組み合わせの連立があったが、陰で要となってきたのはすべて“行政党”だ。

江田 不幸だったのは、小沢対反小沢といった人間関係で政党が離合集散を繰り返してきたことだ。政党等は基本政策や政治理念を掲げて同志が集まり、政策を実現していくものだが、そういう意味では、今の2大政党はどちらも本当の政党ではない・・・


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