小泉なる幻影、そしてその責任 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

小泉なる幻影、そしてその責任

【今週の直言】
『小泉なる幻影、そしてその責任』

 21世紀に入って日本の政治の風景は一変した。特に、私は20世紀最後の頃、橋本政権の政治担当総理秘書官をしていたから、尚更そう思えるのかもしれない。もちろん、その最大の要因は、小泉純一郎という政治家が表舞台に出てきたことだ。

 まず、政治の舞台の枢要な役者が変わった。十年前なら考えられないような政治家が総理や大臣になった。すべて小泉首相が取り立てた人ばかりだ。麻生太郎、安倍晋三、福田康夫、そして麻生太郎。今回、しどろもどろ会見で辞任した中川昭一もそうだ。

 特に、麻生氏については、橋本政権で初入閣(経済企画庁長官)だったが、「良きに計らえ」の何にもしない大臣だったことは前にも述べた。その彼に、自民党政調会長、総務大臣、外務大臣という重責を担わせ、総理までしたのは小泉氏だ。だから、今回の郵政民営化をめぐる麻生vs小泉の争いは、いわば「飼い犬に手を噛まれた」痴話げんかで、飼い主にも責任があることは既に指摘した。

 安倍氏も、全くの無名から官房長官、自民党幹事長等々と「促成栽培」で総理への道を開いた。その末路についてはご承知のとおりだ。今となっては、それが安倍氏にとって良かったのかどうか。もっと経験を積み満を持して登板すればよかったのにと思う・・・

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