血液と血管の大切な役割を知ろう | イツモ健康ブログ

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健康管理士コラム

②体内環境の維持

血液の熱伝導率は非常に高く、すぐに全身に伝えられます。体内で熱が発生して余分な熱が増えると、血液循環領を増やして皮膚の表面温度を上昇させ、汗をかいて熱を放出させます。逆に、体内の熱が不足すると、血液循環量を減らして皮膚の温度を低く保つことで体内の血液や水分の量を調節しています。


③生体の防御

血漿中に含まれるグロブリンの中でも免疫機能にかかわっているものを免疫グロブリンと呼び、細菌などの外敵が侵入したときに攻撃する働きがあります。さらに、白血球の顆粒球は、体内に細菌などが侵入すると単球の助けを借りて異物を攻撃し、害のないものに変化させます。また、ウイルスなどの異物が侵入すると体には抗体がつくられて免疫が作用しますが、このときに中心的役割を果たすのがリンパ球です。

血液が傷ついて出血したときには、そこへ血小板が集まって止血を始めます。さらに、血漿中のフィヴリノーゲンが傷ついた部分の修復にあたります。