【注意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。
◎ 2016年8月12日(金)晴 メンバー、えだ1(嫁)と2人
ヤマビル遭遇しなかった。
● 石川県白山市尾添 丸石谷の
三段滝 黒滝 に逢ってきました。
<前書き>
およそ2年前、
我々は憧れの百四丈滝に逢いに行くべく
挑戦したのだが敢え無く遠望しかできなかった。
敗退の記録↓
◆ 白山市百四丈滝に逢いたい! 上巻
◆ 白山市百四丈滝に逢いたい! 下巻
今回は登山コース加賀禅定道からのトライではなく
安易に行程の短い沢コースにしてみた。
このコースは日帰りで行けるようですが
脚力の乏しい我々は一泊で計画した。
またも森本さん の記事にお世話になり
あっきーさん からも
高巻きルートの詳細をいただき挑戦する。
お二方、ありがとうございました。
<ナビ設定位置>
新岩間温泉(山崎旅館)のところにある駐車場(≒12台)

http://yahoo.jp/tY2Xzl
道路の標識は「岩間温泉」としかなかったように思います。
<装備>
ヘルメット、ハーネス、ビレイ機、ロープ(最低でも20m)
持って行ったのは80mでした。重い・・・
地形的にツェルトが張れない可能性もあると思いテント
(正解でした。でも重い)
自転車
<行程>
登山届
駐車場から登るとすぐに看板があり

右の楽々新道方向を行きます。

<林道ルート>

林道歩きが長いということで自転車を投入します。

すぐに楽々新道は左の小道に分かれます。
我々はひたすら林道を行きます。
長~い林道を経て丸石谷に着いて自転車をデポします。

左岸に渡り堰堤を2つ越えるのですが
2m越えるヨモギなどの雑草の薮漕ぎには難儀しました。
河原に降りてからは長~~~いゴーロ歩き。


炎天下の中の標高を上げながらの岩越えは
ほとほと疲れました。( υ´Д`)

30分で200mしか進みません。
しかも両岸はいつ崩れてもおかしくないような岩

途中に良い滝もあるのですが
目的地が遠いだけにテンションもあがりません。

一泊するので時間に余裕があると思いきや
ゴーロ終盤で本日中に百四丈滝に着かないことが判明( ゚д゚)!
出発が遅いのもひびきました。
テン場の適地を見ながら進むが全くない。
そうこうして
正面に高いところから落ちる支流の細い滝は
右の流れと合流し間に小山をはさみ
Y字滝になっておりここで丸石谷は右に曲がって行く。

そして4m滝があり

左から巻くと三段滝があります。
・ 三段滝

ここからが核心であり最大の危険な難所です。
自分なりにまとめた参考ルートです。
<参考ルート>

再度、書きますが危険ですので行かれる方は
自己責任でお願いします。
それぞれのポイントで正解ルートが分からないので
自分が確認して合っていそうであれば
えだ1を呼びましたので時間も倍以上かかりました。
その三段滝が見える斜面に
残置トラロープがありますので利用させてもらいます。
三段滝の右岸にある小尾根に続く2つ目の
バンドを登り黒滝の上部が見える小尾根にたちます。
その小尾根を三段滝側に下ると
黒滝の全貌が見えました。
・ 黒滝


コンデジで2枚のみ
時間が無いので滝前までは行きませんでした。
その小尾根を登るとまたも残置トラロープが
ありましたので使わせてもらいます。
トラロープを登りきると小尾根は低木があり
手がかりが多いので落ちる心配はありませんが
積雪で枝が下を向いているので登りづらい。
黒滝の右岸の壁が行き詰るところにある
ダケカンバのような木

を目印に30mほど登り
その木の上方向をトラバースしそのまま行くと
崖になっていたので残置するつもりなので
シングルで20m懸垂下降した。
降りてから情報を見ると
ロープを残置するのはここではない事に気付いた。
この後に80mのロープを使用するとの情報も
あったのでロープを回収することにした。
えだ1を待機させゴボウで登りロープを回収し
目印の木の下に降りようとしたがここも
崖でダブルで懸垂下降しロープを回収する。
(これは参考ルートには描いていません。)
下は急斜面で足場も曖昧な草ぼうぼうの
危険なトラバースをしてえだ1の待つ場所に着いた。
そのトラバースの延長線上に進むと
黒滝の右岸の小尾根に取りつく。
そこを越してすぐ下方向の細竹薮に
突入すると涸れ谷があった。
あたりは薄暗くなりヘッドライトを装着。
障害が無いことを祈り、恐る恐る涸れ谷を
降りるとすぐ右に黒滝の落ち口があり
高巻きが終了した。
自分にとっては意味がなかった。
そこから仄暗い中、テン場を探しての沢登りは怖い。
今までの地形を考えると簡単に見つかるとは
思えなかったが10mほど遡上したところの
左岸に砂が堆積しならすと
テント1個が張れる場所を見つけた。
超ラッキ~~~♪
こんな時でもまずは落ち着いて冷やす!

きれいでしょう~。
テントを張り
焚火!

宴!

こんなの持って行くから重いのよね~。
ソーセージを焚火で焼いたのがこれまた旨かった~♪
仰ぎ見れば星が瞬き(写すのを忘れて後悔・・・)
大自然の中で何もない不自由な贅沢を感じ
今日の疲れを癒し炎と星を見ながら時間を忘れてしまう。
ついつい遅くまで起きてしまった。
夜も更け明日の事もあるので仕方なく
川の流れを子守唄に熟睡するのでした。Zzz・・・

ほな、またお逢いしましょう♪
― おしまい ―