【注意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。

2016812()晴 メンバー、えだ1()と2人 
ヤマビル遭遇しなかった。

● 石川県白山市尾添 丸石谷の
  三段滝 黒滝 に逢ってきました。


<前書き>
およそ2年前、
我々は憧れの百四丈滝に逢いに行くべく
挑戦したのだが敢え無く遠望しかできなかった。


敗退の記録↓

白山市百四丈滝に逢いたい! 上巻


白山市百四丈滝に逢いたい! 下巻


今回は登山コース加賀禅定道からのトライではなく
安易に行程の短い沢コースにしてみた。


このコースは日帰りで行けるようですが
脚力の乏しい我々は一泊で計画した。



またも森本さん の記事にお世話になり

あっきーさん
 からも
高巻きルートの詳細をいただき挑戦する。

お二方、ありがとうございました。


<ナビ設定位置>
新岩間温泉(山崎旅館)のところにある駐車場(≒12台)

イメージ 1


http://yahoo.jp/tY2Xzl


道路の標識は「岩間温泉」としかなかったように思います。


<装備>
ヘルメット、ハーネス、ビレイ機、ロープ(最低でも20m)

持って行ったのは80mでした。重い・・・

地形的にツェルトが張れない可能性もあると思いテント
(正解でした。でも重い)

自転車


<行程>
登山届イメージ 3



駐車場から登るとすぐに看板があり

イメージ 2


右の楽々新道方向を行きます。


イメージ 21


<林道ルート>
イメージ 5


林道歩きが長いということで自転車を投入します。
イメージ 4


すぐに楽々新道は左の小道に分かれます。


我々はひたすら林道を行きます。


長~い林道を経て丸石谷に着いて自転車をデポします。



イメージ 22



左岸に渡り堰堤を2つ越えるのですが
2m越えるヨモギなどの雑草の薮漕ぎには難儀しました。


河原に降りてからは長~~~いゴーロ歩き。


<沢ルート>イメージ 6


高巻き部以外は沢を歩きます。
イメージ 19



炎天下の中の標高を上げながらの岩越えは
ほとほと疲れました。( υ´Д`)

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30分で200mしか進みません。


しかも両岸はいつ崩れてもおかしくないような岩


イメージ 7



途中に良い滝もあるのですが
目的地が遠いだけにテンションもあがりません。


イメージ 8



一泊するので時間に余裕があると思いきや
ゴーロ終盤で本日中に百四丈滝に着かないことが判明( ゚д゚)!


出発が遅いのもひびきました。


テン場の適地を見ながら進むが全くない。



そうこうして
正面に高いところから落ちる支流の細い滝は
右の流れと合流し間に小山をはさみ
Y
字滝になっておりここで丸石谷は右に曲がって行く。

イメージ 9


そして4m滝があり
イメージ 10


左から巻くと三段滝があります。

・ 三段滝
イメージ 11
 

これからの危険を表すような荒々しさです。
 
¦ 総合評価      3(5段階評価)
¦ 高さ       10m
¦ 片道時間    510分
¦ 危険度       2
¦ 自然度       5
 


ここからが核心であり最大の危険な難所です。


自分なりにまとめた参考ルートです。

<参考ルート>

イメージ 12



再度、書きますが危険ですので行かれる方は
自己責任でお願いします。


それぞれのポイントで正解ルートが分からないので
自分が確認して合っていそうであれば
えだ1を呼びましたので時間も倍以上かかりました。


その三段滝が見える斜面に
残置トラロープがありますので利用させてもらいます。


三段滝の右岸にある小尾根に続く2つ目の
バンドを登り黒滝の上部が見える小尾根にたちます。


その小尾根を三段滝側に下ると
黒滝の全貌が見えました。

・ 黒滝

イメージ 13
 

・ 黒滝 縦撮り
イメージ 14
 

良い滝ですが時間をかけられない悲しさ。

コンデジで2枚のみ
 
¦ 総合評価      3(5段階評価)
¦ 高さ       20m
¦ 片道時間    530分
¦ 危険度       3
¦ 自然度       5
 


時間が無いので滝前までは行きませんでした。


その小尾根を登るとまたも残置トラロープが
ありましたので使わせてもらいます。


トラロープを登りきると小尾根は低木があり
手がかりが多いので落ちる心配はありませんが
積雪で枝が下を向いているので登りづらい。


黒滝の右岸の壁が行き詰るところにある
ダケカンバのような木

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を目印に30mほど登り
その木の上方向をトラバースしそのまま行くと
崖になっていたので残置するつもりなので
シングルで20m懸垂下降した。


降りてから情報を見ると
ロープを残置するのはここではない事に気付いた。


この後に80mのロープを使用するとの情報も
あったのでロープを回収することにした。


えだ1を待機させゴボウで登りロープを回収し
目印の木の下に降りようとしたがここも
崖でダブルで懸垂下降しロープを回収する。
(これは参考ルートには描いていません。)


下は急斜面で足場も曖昧な草ぼうぼうの
危険なトラバースをしてえだ1の待つ場所に着いた。


そのトラバースの延長線上に進むと
黒滝の右岸の小尾根に取りつく。


そこを越してすぐ下方向の細竹薮に

突入すると涸れ谷があった。


あたりは薄暗くなりヘッドライトを装着。


障害が無いことを祈り、恐る恐る涸れ谷を
降りるとすぐ右に黒滝の落ち口があり
高巻きが終了した。



ここで初めてピンクテープを発見したが

自分にとっては意味がなかった。


そこから仄暗い中、テン場を探しての沢登りは怖い。


今までの地形を考えると簡単に見つかるとは
思えなかったが10mほど遡上したところの
左岸に砂が堆積しならすと
テント1個が張れる場所を見つけた。


超ラッキ~~~♪


こんな時でもまずは落ち着いて冷やす!

イメージ 16

ほとんど水に浸かっているんですよ。 


きれいでしょう~。



テントを張り


焚火!

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宴!

イメージ 18


こんなの持って行くから重いのよね~。



ソーセージを焚火で焼いたのがこれまた旨かった~♪


仰ぎ見れば星が瞬き(写すのを忘れて後悔・・・)


大自然の中で何もない不自由な贅沢を感じ
今日の疲れを癒し炎と星を見ながら時間を忘れてしまう。


ついつい遅くまで起きてしまった。


夜も更け明日の事もあるので仕方なく
川の流れを子守唄に熟睡するのでした。Zzz・・・



イメージ 23




白山市百四丈滝に逢いたい!リベンジ編 下巻


につづく。



ほな、またお逢いしましょう♪


― おしまい ―