【注意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。

2016124()晴 メンバー、えだ1()と2人 
ヤマビル遭遇しなかった。

● 京都府南山城村童仙房の乳母の滝
  笠置町有一の稚児の滝に逢ってきました。

この2滝には悲しい話があります・・・



『童仙房には、稚児の滝と乳母の滝があります。

後醍醐天皇が、笠置山で幕府軍に敗れたとき、
笠置山を下りて、北東に接する
童仙房へ逃げ込んだそうです。

そのあと、北西方面の和束へ抜けて、
犬打峠を越えて井手町で捕まりました。

童仙房へは、幼い皇女さまを乳母が抱えながら
ついて逃げたんですが、逃げ切れなくなって、
皇女さまを滝へ投げ、
乳母が、自分も同じ滝ではおそれ多いと、
別の滝へ身を投げたそうな。

悲しいことですな。』

童仙房 - 相楽ねっと
 より



<ナビ設定位置>
總神寺付近

http://yahoo.jp/ye_uTE


yahoo地図の道路が国土地理院のと比べると変ですね・・


そこから笠置町(南方向)へ向かい700mあたりの橋の
じゃまにならないところ(下記ルート図P1)に駐車します。



・ 参考ルート図
イメージ 1


・ 距離と標高
イメージ 2


<装備>
ロープ

<行程>
橋(P1)イメージ 3



から西側に堰堤があり支流が流れています。


乳母の滝はその上流です。


右岸から入渓しました。

途中で4m滝

イメージ 4


があり越えていくと斜面がきつく危険なところがありました。

高巻きも危険でしたので自分だけ高巻いて

先ほどの斜面にロープを張って、えだ1も突破すると
イメージ 17


直ぐに乳母の滝がありました。


・ 乳母の滝 下流から
イメージ 5



・ 乳母の滝 左岸側から

イメージ 6



・ 乳母の滝 直下から

イメージ 7



・ 乳母の滝 浅い滝壺 カエル目線イメージ 8



中央部から下が崩落したような岩と

上部の曲面は妖しい魅力があります。


¦ 総合評価      3 (5段階評価)
¦ 高さ       12m
¦ 片道時間     70分
¦ 危険度       4
¦ 自然度       3


GPSを見るとこの上流に道があるので

急な左岸を登り上流方向に進むと道路に出ました。


イメージ 10



次の稚児の滝は下流から遡上しようと思っていましたが

上流からおおよその位置を確認できないかと
總神寺のルート図P2
イメージ 9


からトイレの横を通り右に流れる川の下流に
向かうと滝の落ち口でした。



・ 稚児の滝 落ち口から俯瞰

イメージ 11



左岸の横方向に小道のようになっているので
深い木の葉を踏んで進んでいくと

危険ながら降りて行けました。


こんなところにこんな大きな滝が!

てな感じがしました。


・ 稚児の滝 中段あたりから

イメージ 12



・ 稚児の滝 上部

イメージ 13



・ 稚児の滝 落ち口のアップ

イメージ 14



・ 稚児の滝 下から

イメージ 15



・ 稚児の滝 左から
イメージ 16



不規則な段瀑に付く苔が独特の滴りを創っています。


¦ 総合評価      3 (5段階評価)
¦ 高さ       25m
¦ 片道時間     10分
¦ 危険度       3
¦ 自然度       3


上流は畑のようでしたので

配水的な役目の川かもしれませんので

水質は良くないでしょうね。

總神寺付近で地元の年配のご夫婦が

散歩しておられたので滝の情報を聞きましたが

乳母の滝は全くご存じないようでした。


ほな、またお逢いしましょう♪


― おしまい ―