意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。

● 紀北町海山区船津 住古川
 小木森滝(おごもりたき)とケン淵滝 に逢ってきました。

20151122()曇り/雨
 メンバー Tさん・シャケさん
森本さん・サモハンさん

るりゃんさん女さんプラリネさん・えだ1() の9人


ヤマビル遭遇しなかった。
生息しています。活動期はご注意ください。


<前書き>
シャケさんから小木森滝への依頼でオフ会が発生しました。

自分が参加したオフ会で過去、最多の9人です。
シャケさんが一声かければこんなに集まるようです。

遠くから山形県、茨城県、栃木県、埼玉県、群馬県、神奈川県!

シャケさん恐るべし!

自分は再再再訪問なのですが毎回違うルートで

前回のオフ会でトラバースルートが危険ということで
重鎮に大変不評でしたので大人数ということもあり

前回の帰りのルートにします。

しかしはっきりルートを覚えていないので林道の状況含め

入山場所の下見を前日の夕方に行ってみました。

堰堤上の左岸斜面を見て記憶がよみがえってきました。

遠方から来てもらって路頭に迷うことは避けたかったです。

これでゆっくり呑んで寝られる。(^^;)


そして当日

<ナビ設定位置>
林道途中で花抜峠の登山口



あたりのじゃまにならないところに駐車します。

http://yahoo.jp/_UFZ2r


<装備>
ヘルメット

<行程>

身支度を整え出発です。(提供・瀑女さん) 
イメージ 1



堰堤上の左岸斜面から河原に降りて渡渉し堰堤横から入山です。

小道を歩いて行くと尾根に着き右が大滝方面、

正面が小木森滝の落ち口、左が滝壺方面なので

左の尾根を下ります。

ある程度下り念入りに滝の位置を確認しながら

右方面にトラバースするルートを探し首尾よく

それらしきテープを辿りますと瀑音がハッキリ聞こえます。

更に瀑音の方へ向かうと木々の間から

竜の白い鱗が見えてきました。

迷わず来られてホッとした瞬間でした。


そして

・ 小木森滝 




とてつもない巨大竜が待ち構えています!

¦ 総合評価      5(5段階評価)
¦ 高さ      100+40m
¦ 片道時間     30分
¦ 危険度       3
¦ 自然度       5


http://yahoo.jp/ceWpAc


しかも驚いたことにこの大人数でありながら
30分で到着してしまいました。

最初に来たときは3時間ほどかかっていたのは何だったんだろう?

小木森滝がお手軽滝になってしまった。(-_-;)


※ただし少しでもルートを間違うととんでもないところに
出てしまい大事に至ることも考えられますので安易に行かず

経験者同行が良いと思います。

小木森滝 下部




広角が必要ですね。


小木森滝 滝壺を俯瞰




左側に2人ほど見えます。


滝の大きさが分かるでしょうか。

小木森滝 正面




小木森滝 接近



小木森滝 落ち口アップ



小木森滝 滝壺




小木森滝 滝壺 水中




右岸に念のため簡易ロープを設置し下段へ降ります。



小木森滝 下段は狭い空間です。



小木森滝 上段の直瀑、下段の分岐瀑




それを観ている人々を俯瞰




ここで小雨が降り始め暫くすると本降りになってきた。

このまま降るのかなと思いきや暫くすると納まってきました。


ホッ!

ここで記念撮影! (提供・サモハンさん)

イメージ 2



何度来ても素晴らしい空間です。

今まで約2,500の滝を見てきましたがベスト10に余裕で入ります。


次は落ち口です。

先ほどの分岐まで登り落ち口へ向かい

落ち口上流の小滝


の前に降りる際、せっかくハーネスを付けてきたので
TVチャンピオン滝通優勝者の
森本さんによる懸垂下降講習が始まります。



そして落ち口へ

こんな感じで撮ると (提供・サモハンさん)




こんな写真になりました。 小木森滝 落ち口より




小木森滝 落ち口より2



100m下の滝壺と左上に下段が見えます。

小木森滝 落ち口で記念撮影 (提供・サモハンさん)

イメージ 3



こんな狭いところに凄い人口密度!

あとで分かったことですが自分たちが落ち口でじゃれあっているところを

林道から激写されたのをシャケさんからいただきました。



貴重な写真です。


プラリネさんの知り合いだそうです。

落ち口に白いヘルメットがハッキリ見えます。

この写真を元に人物との比較で滝の高さを算出すると

ざっくり上段が100m、下段が40mでした。

高さの確信が持てました。


この後、上流の大滝に行こうと思いましたがこれだけ人が多いと

それぞれの場所での写真撮影に時間がかかっていましたので
大滝は無理そうでしたので一度車に戻り

下流にある自分のお勧めのケン淵滝を目指します。

<ナビ設定位置>
林道の小木森滝が上段、下段と一番良く見えるポイント



じゃまにならないところに駐車します。

http://yahoo.jp/m7zfdy

<装備>
ヘルメット

<行程>
そこから急な尾根をひたすら降ります。

特に急な箇所は簡易ロープを張り帰りもあるので残置しました。

あとで計算すると250mの距離を高度220mほど降りるので

平均斜度はざっくり40°でした。

そりゃ登りはしんどいはずです。

そして正面には地理院地図にも滝マークのある

下流支流の無名滝が見えます。

更に尾根を降りると右下方向に飛沫が見えて

尾根が細くなったところで右に降りていきますが
ほぼ道は無いので歩きやすいところをジグザグに降りて

滝壺の下流10mあたりを目指します。

・ ケン淵滝



和の味わいたっぷりなお気に入りの滝です。


ただのストレートでは無くこの逆くの字がたまりません。

¦ 総合評価      4(5段階評価)
¦ 高さ       50m
¦ 片道時間     50分
¦ 危険度       4
¦ 自然度       5




http://yahoo.jp/LG25Lh


この滝に滝マークが無いのも驚きです。


ケン淵滝 記念撮影 (提供・サモハンさん)

イメージ 4



下流の無名滝もこの日は水量があるので見たかったのですが

日暮れも近づきそうなので諦めて滞在時間15分ほどで登ります。

登る途中のロープのところでアクシデントが発生!

ロープを使用しているところで先に登った方に

動かないようにお願いしたのですが先頭に登った方が動いたようで

ソフトボール大の落石が下にいた瀑女さんの方に転がった!

運よく瀑女さんの1mほど上を飛んで落ちていったが

その方向には森本さんがいるはず!

森本さんの安否を確認したところ岩が近くをかすめて

メガネが落ちた程度で怪我はなかったようです。

あー良かった・・・ヒヤッした瞬間でした。

特にロープを使う時は両手がふさがっているので

防御のしようがありません。

落石の多いところはお互い細心の注意が必要です。

このあと近くの温泉に入り居残り組5人で道の駅そばの

居酒屋で日が変わるまで大いに盛り上がりました。

皆さん、つたないガイドで本当にお疲れ様でした。





ほな、またお逢いしましょう♪

― おしまい ―