【注意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。

2015517()晴れ
 メンバー 瀑やんyosiwarasyougunTさん・嫁(えだ1)の5名
ヤマビル遭遇しなかった。

●奈良県五條市大塔町篠原 舟の川 地獄谷
アメ止めの滝 と 桶側の滝 に逢ってきました。

<ナビ設定位置>
林道終点です。

http://yahoo.jp/lpIcqc

<前書き>
ブログの記事から滝仲間が集うこととなり桶側の滝を目指します。

道の駅「吉野路大塔」集合

今回も瀑やんの手製のA2サイズの地図と沢歩きが多いので
カメラ保護の防水袋をいただきました。

お気遣いありがとうございました。

桶側の滝は奇瀑で他の方の記事で見ていて滝はさておき
面白い岩なんだろうな~と漠然と思っていました。

しかし実際に見てそのスケールに驚き、一歩進むごとに
思わず悲鳴に近い感嘆の声を何度もあげてしまいました。

さあその驚きの滝とは!!
(↑安物のドキュメンタリーみたいでごめんねm(_ _)m

<行程>
駐車位置からすぐに沢歩きをします。

そこに看板がありこの地獄谷の過酷さが分かり
地元の方の努力も限界に来たことが分かります。

イメージ 1


自分らが向かったところまではさほど過酷ではなく
その先のルートのようです。

右岸に林道のなごりがありますがすぐになくなります。



入渓してから徐々に難度が高いことに気付きます。

というか水に入らないように渡ろうとすると

かえって危険なのです。

イメージ 2


水に入るつもりで渡れば一気に危険度が下がりました。

ただ5月半ばといえども水は冷たく痛いくらいです。



上手く渡ればパンツが濡れる程度で
好むと好まざるに関わらず金冷法の恩恵にあずかります。

イメージ 23


あ!金冷法の恩恵にあずかれない方が1名いました。

イメージ 3


また途中、泳がなくても良いところを泳ぐ方もおられました。

イメージ 4


ほどなくすると廊下が現れ泳いで行ったとて
その先は無理でしょう~と思わせるところに来ます。

イメージ 5


その先に見えるのが「アメ止めの滝」です。

左岸を高巻き

俯瞰する形で撮影しますが

帰りに自分だけわがままを言ってロープで降りて撮影しました。

皆さんありがとうございました。m(_ _)m

・アメ止めの滝 2条の迫力の滝です。

イメージ 6


¦ 総合評価     3(5段階評価)
¦ 高さ       8m
¦ 片道時間    80分
¦ 危険度      3 
¦ 自然度      5


http://yahoo.jp/dNX-ej


ロープあり~のイメージ 7



岩越えの難所が2ヶ所ほどありますが

みんなの協力で前に進みます。

そして「桶側の滝」が見えました。

イメージ 8


この時はやっと着いたか~くらいでした。


冒頭に書いたように一歩進むごとに我を忘れ
はばかることもなく声が出てしまいます。

・桶側の滝  自然はようこんなん創らはった!!

イメージ 9


¦ 総合評価     5 (5段階評価)
¦ 高さ       20m
¦ 片道時間   145分
¦ 危険度      3
¦ 自然度      5 



http://yahoo.jp/Olbv90


ここでです!!(`・ω・´)b

これだけでは皆さんは自分が写真を見た時と同じ感覚で
「ふ~ん」くらいなのです。

自分は自慢ではありませんが文章力が無いので
その分、この記事を読んでくださっているあなた!

あ・な・た・のイメージ力にかかっているのです。

自分も頑張って説明しますので助けると思って
そこんとこご協力よろしくお願いします。m(_ _)m

1.スケール編

まず大きさを感じてもらいたいです。

人を2人配置しましょう。

イメージ 10


規模が分かっていただけると思います。

≪この写真のエピソード≫
自分はこの滝の滝壺を見るのは容易ではないと思い
来る前からどうやって登ろうかと色々考えていて
左の将軍さんが登るのに手をこまねいているのを見て
その後に登ろうとしていたところいつも安全第一の
右上の瀑やんが右の斜めの岩層から
いともた易く登ってしまって拍子抜けしました。

次に登ったステージは奥行きがありますので
瀑やんには右に行ってもらいます。(中央付近にいてます。)

イメージ 11


更に滝が大きく見えますね。

滝方向にはもっと奥行きがあります。


洞穴もでかい!(3人写っています。)イメージ 22



2.水流編

水の流れ方を見てみましょう。

稚拙な図で恥ずかしいですがご覧ください。
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見えない部分は点線です。


滝は落ち口から半分以上見えないまま落ちていきます。

落ちたところが滝壺です。

直ぐにトンネルがありそれをくぐって
洞穴の一部の廊下を経て手前の川となります。

3.パーツ編

部分部分を流れに沿って見ていきましょう。

滝の(ほぼ)全貌です。

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滝壺と落水部。

イメージ 14


向きを変えてトンネルに吸い込まれていきます。

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トンネルのアーチの上からです。(左に滝、右は廊下になります。)

イメージ 16


トンネルを抜けたところはセルリアンブルー・・・かな。

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廊下を通り(上から)

イメージ 18


廊下を通り(手前から)

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廊下を通り(水中)

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そして普通の川となります。

4.創生編

さて桶側の滝はどうやってできたのでしょうか?

当初、滝は手前に流れ2段滝のようになっていて
1段目の水の勢いと石で徐々に岩が凹んできて
予め?あった洞穴との壁が薄くなり破れて
トンネルになったのではないのだろうか。

と、ズブの素人は考えましたがいずれにしても
この形状になったのは何万年以上もかけて
自然が創り上げた奇跡としか言いようがないです。

滝前でしばし想像してしまいました。


ご清聴ありがとうございました。m(_ _)m



どこまでこの滝の素晴らしさが

皆さんに伝わったかはわかりませんが

この滝は自然が創り上げた・・・



凄技だ!!!!!

イメージ 21


ほな、またお逢いしましょう♪

― おしまい ―