昨年は東日本大震災という、なんとも悲しい出来事が。


春。
4月生まれな僕にとってはとても贅沢な季節。
ここ数年、自分の誕生日に桜を観に行くことにしている。

ゴールデンウィーク前。
そんな時期に咲くのは決まって東北地方。
平泉・中尊寺・北上・盛岡・角館・弘前。
4月に入るといつ咲き出すのかと、ソワソワし始める。

福島県。
被災地の中でも僕が最も訪れた県でもあり、
お世話になっていたお店もあるところ。
もちろん、桜の名所も点在する。

福島県白河市。
ここに「あすなろ食堂」はある。
何年も前に始めて訪れて以来、近くへ行くと大抵
ここで食事する。
その頃は本当にただ食事する為に行っただけ。
でも、実は一番ホッとできる店でもあった。

震災からわずか一月あまり。
東北線が郡山まで復活し、貨物列車が物資を運び始める。
その様子を見ておきたいのと、やはり気になっていたのは
お店の状況だった。
実はその時の事は既に記事にしたのだが、
(下記URL参照)
http://ameblo.jp/ed7598/entry-10873300442.html 

郡山市内でも地震による建物の倒壊などの被害が出た。
もちろん、白河市内でもかなりの揺れがあったはず。
電話で聞けばすむことだったかもしれないが、
やはり自分の目で見ておきたかった、
無事であることを。
店は以前と変わらず、営業していてホッとした。
お店の人に話を聞くと、当日からの様子がわかった。
どうやら付近では被害があったらしく、建物被害や
電気・ガス・水道などの被害、そして食糧難。
すぐさま営業を再開しなければ、と言うくらいの状態だったそうです。
実際、営業再開までわずかな期間だったそうで、近隣住民の方々は
喜んだと思います。
ただ、物言わず語りかけてくるのは店内にあった壁の亀裂。
もう少し揺れが強かったらここも、と思うとなんとも言えない気持ちになりました。
福島原発の放射線とか、そんなこと気にしていられる状況ではなく、
お互いに助け合って生きていく、この当たり前のことを教えられた
そんな日になったのでした。

実家暮らしである僕にとってはここが田舎みたいなもの、に
なっていたのかもしれませんね。

そして、今日は改めて別の写真を載せてみることにした。

南湖公園。
「あすなろ食堂」から程近い位置にある。
白河には2つのお城があったようで、駅前の小峰城と
もうひとつが「白川城」。今は白川城跡となっている。
歴史については詳しくないですが、近くの地名に
合戦坂・合戦坂道上・合戦坂道下がある。

食事をした後に行ってみることにした。
というよりも、呼び寄せられたのかもしれません。
なにせ、一度も行ったことのない場所。

桜。
水辺に何本も、色んな桜が咲いていた。
あまり大きくない湖の、日当たりのいい場所にあった
1本の大きな桜。

人が両腕を伸ばすかのような、そんな枝を大きく広く
左右に上にと伸ばしている。
樹齢すらわからないこの桜、色んなものを見てきたことだろう。
暫くこの桜から離れられずにいた。

桜の木には何かが宿っている。
何かを答えてくれるわけではないけれど、何かを語りかけている。
どう理解するかは人それぞれ。
僕には「自分らしく生きる」という言葉が頭に浮かんだ。
この桜もそうして生きてきたのだと思った。

またこの桜に逢えるだろうか。



※「あすなろ食堂」
白河旭高校前にあります。

住所:〒961-0914 福島県白河市寺小路24-24
電話:0248-22-0548
営業時間:平日11:00~14:30・16:00~20:00
     土日祝11:00~20:00
定休日:水曜日
URL:
http://www5.plala.or.jp/terakouji/ 

ラーメンは自家製手打ち麺。から~いラーメンもあります。
こちらのお店、ガッツリ食べたい人には「あすなろセット」がオススメ
※結構ボリュームあります(^^;

駐車場は高校入り口前と店舗裏にあります。
付近の道路は通学路&一方通行が多いので要注意。
お店のHPにあるコメントを下に転載させていただきます。

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お客様へ

日頃よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。
2011年3月11日の東日本大震災で被災された皆様ならびに
ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

当店は、地元の方にはこれまで同様足を運んでいただき、
遠方よりお越しの方からは励ましの声や元気をいただいてがんばっております。

風評被害等ありますが、安全・安心な食事をこれからも続けて参りますので
変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

                                            店主