20年以上前のアーチェリーの技術書だと、押し手の肩についてはあまり触れられていなかったらように思います。
手持ちの古いアーチェリー教本では「押し手の肩は下げる」程度のことは書いてありましたが、ではどのように押し手の肩を下げるのか?押し手の肩を作っていくのかということはわかりませんでした。
その事が書かれたのはトータルアーチェリーからかな?と思います(違うかもしれませんが)。
私ら世代が学生の頃は力感の強い射ち方が主流でしたが、韓国をはじめ、海外のトップクラスは押し手の肩はガツンと落としていてフルドローがとてもフワッとした印象でした。
とうとう学生時代にはその押し手の決め方が分からずに一度引退しましたが、復帰したときにトータルアーチェリーやインサイドアーチェリーなどの技術書が出ていて、押し手の肩のこと書いてありました。
ただし、文章だけだとどうも分かりにくく、トップクラスの人やその指導者の話を聴いて練習しました。
それで、過去に押し手の肩であーだこーだ書きましたが(^_^;)、辿り着いたのは、①肩を脱力させて②弓を持ち上げる③引き始めでセットアップで少し腕を時計回り(肘を返す方向に)回すことで肩周囲の筋肉が絞られます④弓を受ける力を利用して肩を押し下げるイメージ。という手順で肩を決めました。
そして、コンパウンドに移行してから、同じように肩を決めたら、サイトが全然定まらないんですよ。
ドットがChoo Choo TRAIN状態でした。
というわけでコンパウンドのワールドカップの動画を見たところ、どうもリカーブとは違う押し手の作り方をしているようでした。
押し手の肩は反時計回りに少し回して肩甲骨を下げる(下制)感じで、肘は返さず突っ張らない感じかなと。
レットオフがあるのでリカーブのようにしっかり押したり、ぐりっと肘を返すとグリップにトルクが掛かりやすいのではないかと思います。
実際に、最初は肘を返していましたが、返した方向に弓が傾きグラグラしましたね。
肩甲骨を下げて、肘を張らずに弓を優しく押す感じといいますか。
でも、コンパウンドはリカーブよりも射ち方は多様性があるなと。肩を逃がして詰まらせて固めているような選手がいたり、バックテンション無視の腕引きでもガンガン当てていますし。
とはいえ、基本は大事なのかなと。
まだCP歴1年が過ぎたばかりの言うことなのであてにならないですが(^_^;)
そんな気がします。