ウクライナのビクター・ルーバン選手はアンカリングで首を前に大きく動かして、引き手の親指を首に巻き付けるように掛けてアンカリングをします。
ウクライナの選手に多いからウクライナスタイルとも言うらしいですが(以下この射ち方をウクライナスタイルとします)。
私の知る限り、ウクライナスタイルで一気にトップに躍り出たのはスタニスラフ・ザブロスキー(旧ソ連→カザフスタン)です。
ダレル・ペイスがたたき出した1341点という10年間破られなかった世界記録を破った選手です。
私が学生の頃は旧共産圏の選手にウクライナスタイルが多かったです。
スタニスラフ・ザブロスキー(カザフスタン)、シカレフ・バディム(カザフスタン)、ユーリー・レオンティエフ(ロシア)・・・
あれ?そんなに多くなかったですね(^_^;)
でも名前を知らないだけでもっと沢山いた思います。当時は動画が無かったのでね。
ちなみに、このウクライナスタイルは筋掛けとは違います。
筋掛けは胸鎖乳突筋に親指を掛けるだけなので、顔をそんなに動かさなくてもアンカリングできます。
そもそも、掌が大きい選手は自然に筋掛けになります(筋掛けをするというよりも、自然に親指が胸鎖乳突筋の後ろにきてしまう)。
私も自然に筋掛けになるアンカリングです。
有名どころではブレディ・エリソンやマッキンジー・ブラウンでしょうか。
話を戻して、ウクライナスタイルというのはかなり独特な射法になります。
アンカリングで顔を大きく前に動かして、親指を首に掛けてアンカリングをします。
試したことがありますが、親指を首に巻き付けるアンカリングでは、肩甲骨をほとんど使えず、矢筋を通すことができません。
ビクター・ルーバン選手も矢筋は通っていないです。
それでも北京オリンピックで優勝していますし、今でもウクライナの代表選手です。
この射ち方は私たちが知っているアーチェリーとは別系統の射法ですよね。
普通は肩甲骨を意識してたり、矢筋を通すために肘を意識します。
ところがウクライナスタイルは肘や肩甲骨よりも、アンカーを基点として体幹から膨張させるように伸び合うのだと思います(実際に試したところそういう感覚でした)。
と、私の体験を基に勝手に解釈しているだけなので(^_^;)
ウクライナスタイルについての詳細はよく分かりません。
野球のピッチングフォームのように、アーチェリーのフォームも色々あっても良いと思うし、その方が面白いと私は思います。

