「あんた小さい事気にする人？」
千葉県の新聞店に勤めて
８ヶ月・・・・
急に新聞店の経営者が大借金抱え失踪し
新聞店が潰れた
新しい経営者が
住む部屋を用意してくれたが・・・
(グループ店への移動を命じられた)
管理する不動産屋さんから
「あんた小さい事気にする人？」
「幽霊とか信じちゃう人？」
そんな風に言われるのである
先祖代々から真言宗
宗派を変えなければ良いとだけ聞かされ
宗教上の束縛は無かった
ご先祖様が知らない言葉を聞かされなければ
不快に感じないし怒らない
それはごもっともだ
祭壇とか仏壇は無い
そんな程度だと話すと・・・・
不動産屋さんは
ある物件を薦めてきた
(新しい経営者の勧めだと言う)
埼玉県の北葛飾郡松伏町にその物件はあるという
３ＤＫ
コーポ２階建て古くは無い
大家さんが近くの物件
スーパーは歩いて５分の場所に２件
病院はすぐ近く
良好物件だった
ただ訳有り
焼○自○だという
新しい経営者の強い勧めで
その物件を見た
女房と中に入って見ると・・・
綺麗な物件だった
何も違和感を感じない
妻も何も感じないという
焼○自○によくありがちな
焦げた臭いがする・・・・
全くなかった
すぐに新しい経営者の方が
ここに現れ・・・・
「いい物件じゃん！」と太鼓判を押され
考える暇も無く決められた
下の人に隣に人に挨拶して回った
ただ気になったのは
何度伺っても下の人には
息子さん(成人)しか会えかった事
やはり子供がいるだけに
しっかり挨拶したかった
そんな矢先
夏だというのに子供２人が
高熱を出した
インフルエンザの疑いありというのだが
陽性になる事はなかったのです
また違う子が何を思ったのか・・・・
変な人を見たとガラス製の引き戸に向けて
おもちゃを投げて割り
女房も嫌だと言い出しました
経営者に何度も相談し
引越しの許可を貰い
新しい物件を探そうと女房をなだめました
その人は夜だったので
次の日
どんな物件がいいだろうね？と
コンビニに売ってある物件情報誌を
女房と一緒に目を通していると
部屋中が臭く・・・・
部屋中焦げた臭いがするのです
慌てて台所に行きました
火は出ていません
部屋を見て回りました
何処にも火は出ていません
救急車がウゥゥーと来ました
ドドドンとドアを叩くのです
開けると
「下からまた火が出たから逃げて！」と
また？
気になりましたが
それどころではありません
外に出ました
すぐに消火されました
近所の人が話しかけてきました
「あんた気ぃつけやぁー」
話を聞くと・・・・
私の部屋で焼○自○というのはデタラメでした
下の人が放○したがるというのが
本当の話でした
その放○のせいで
上の階の人が
何度も○んでいるというではありませんか
慌てました
不動産屋に言うと
「ばれちゃったかぁー」と
舌をべろっと出されました
放○した下の階の人は
大家さんの娘でした
私は違う場所をあてがって欲しいと
言うと違う部屋を用意してくれました
これが私の初めての心霊物件となりました