エキュメニカル・ミッション・北海道

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聖ヨセフは腹を立てない

 

聖ヨセフの祭日が近づいてきました。教会の歴史の中で聖ヨセフは長い間、忘れ去られていました。16世紀にアビラの聖テレジアが、その信心を広げました。20世紀になり、第二バチカン公会議でその信心が公式に認められ、ミサ典礼文に聖ヨセフが取りいれられ、「教会の保護者」と定められました。しかし、未だ誤解がなくなっていません。その真実の姿を見ましょう。

 

伝統的に「聖ヨセフの七つの苦しみと喜び」の信心があります。人生には試練があります。神はそれを通して人を育てます。ヨセフは男らしく堂々と試練を受け止め、よく考え、勤勉に働き、英雄的に決断して何度も危機を切り抜けました。それでも自慢することはなく「すべきことをしただけ」と考えました。イエスが「私に習いなさい」と言った「柔和で謙遜」な人でした。若くて行動力があり、人々に親切で優しい態度で接しました。聖書は一言「彼は義人であった」とだけ記しています。

 

その中で、今日は「どんな状況でも腹を立てない。イライラしない」を取り上げましょう。どうすれば、聖ヨセフのような柔和と謙遜が身に付くのでしょうか?何かに対して不平、不満、文句を言うのも、誰かに腹を立てるのも、理由があります。だから、怒るのは当たり前で、相手や出来事のせいだと思っています。原因がなくなれば腹も立たないと考えています。でも、それは真実ではありません。聖人たちは、そんな状況の中で、相手のために祈っていたのですから。腹を立てることは間違いなのです。肝に銘じておきましょう。

 

なぜなら、どんな原因であれ腹を立てると、その人の心から平安が失われるからです。悪い感情に心が支配されて、神の恵み手放し、愛をを受け付けなくなります。その結果、その人は喜びを失います。それは目の前の小さな悪に振り回されて、心に大きな悪を入れるようなものです。同じような出来事に出合っても、腹を立てない人々がいます。心から神を追い出す方がもっと悪いと知っているからです。

 

「救い」は目の前にあります。人の批判や誤解、不都合な出来事などは「救い」の妨げにはなりません。嫌な人や困った出来事を通して「救われる」からです。でも「腹を立てる」と救いを邪魔します。イエスは出会う人に「私に従いなさい。そうしたら救われる」と教えました。そこで怒ると、救いの試験に不合格です。まず、「今日だけでいいから腹を立てない」と決心しましょう。

 

写真は、イタリア、ロレートの Santa casa di Loreto のヨゼフ祭壇です

 

説教:小寺神父様