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「赤眼」
written by yuuki

声が聞こえない家 食卓に並ぶ焦げた朝食
後頭部に180℃のフライパン やがて痙攣も止まる

辿り切れない過去の全てに 絡み付く朱い人影

歪んだ時間に 眩暈と吐き気がへばり付く
眼を瞑れない夜に 生臭く鳴く呻き声


黒い染み 体に変えて
かわいいあの子を吊るし上げ
0:27 音が止まない
仲良く2人であの世逝き

引き裂いた君が落ちてる
天井裏の「さようなら」
夥しい眼で刻み込む
可哀想なのは私だけ


カサカサと カサカサと
貴方を捕らえる
ぐちゃぐちゃと ぐちゃぐちゃと
愛を捧げる

ガサガサと ガサガサと
血を垂れ流し階段を這い下る
折れた声 貴女の中へ 縛り付いたパラノイド

残骸 絶望的 人間 疑念 難病

「お前が壊した静寂だろ?白い肌は誰の子?
塵に塗れた塵に連れられて 明日の朝には消え失せる」
死を以ってしても分かち合えない幻覚の中
憎しみを繋いで 貴方に届くまで
愛しています


貴女の心の命日が私達の誕生日


黒い猫を抱きながら 押し入れの奥
今日も眠りにつきましょう
あどけない黒く丸い瞳に映る赤い世界


逆さまの思い出が私の幸福を映し出す
ぶらぶら揺れる人影に あの日の私を想うのです
誰も居なくなった部屋でまだ待ち続けている
無邪気に笑う真実が哀しい

小さな庭と汚れた寝具
愛のやり場に気が違えそう
涙が血になり止められない
見間違えた絶望を貴方へ

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