潔癖症で、几帳面な奥様。
ずぼらで大雑把なワシ。
以前、息子たちと「ママに小言を言われない勝負」をしてみたことがありますが、
ワシが完敗でありました。
(誰一人小言ゼロは達成できませんでしたが…)
昔は、よく喧嘩していました。
感覚や考え方のずれから生まれた、
小さな種を、
一生懸命大きく育てていたのだと思います。
最長で2週間口を効かなかったこともあります。
でも、この歳になり、
アドラー心理学なんかも学んだりして、
いや何より、隔週末の夫婦生活を充実させることを、
目前のニンジンとして生活する素晴らしさに気づいて、、、
種は、小さいうちに消すことを考えるようになりました。
結局、
二人の関係を上下で見ていたワシは、
愛の共同育成パートナーである妻を、
どうにかして打ち負かそうと必死になっていたのです。
どうやったって変えることなどできない「過去」と「他者」を、
自分の不幸の原因と決めつけることで、
自分を正当化して安心したいと考える、
脱出不可能な迷宮に陥っていたのです。
他者とは、横の関係であるべきであり、
「妻によるワシの幸せ」ではなく
「ワシたちの幸せ」を共に育むべきであると知った今、
衝突は毎日のようにあっても、
翌日まで引きずることは、ほとんどなくなりました。
九州場所5日目の今日。
いつものように、骨伝導イヤホンで大相撲中継を聴きながら帰宅したワシを、
奥様は明るい声で迎えてくれました。
ただ、一番でも多く、生の取り組みをテレビ中継で見たいワシは、
大急ぎで着替えや手洗い、飲み物の支度などをバタバタとしていましたので、
これまた大急ぎ(奥様も熱海富士は見たい)で
風呂上がり(父親の前に風呂場を温めるため)のドライヤーなどをしながら、
ワシに一生懸命話しかける、奥様の声が聞き取れず、
「ごめん、今ラジオで相撲聞いてるからわからない!」
と会話を遮ることが2・3度続いたのです。
(ここで、奥様のストレスがちょっと蓄積)
とどめは、ワシが全てを整え、
なんとか、ぎりぎり、中入り(幕内の取り組みの中間)の間に、
リビングに入ろうとした時に起こりました。
奥様が、鬼の形相でかみなりを落としたのです。
「石鹸で手を洗って!うがいもしてない!」
(カチン!)「いや、今、したばかりだよ!石鹸手洗い!うがいも3回!」
「水の音してません!トイレから出て水洗いしただけじゃん!」
「ふざけんなよ!手洗いうがいをしてから、トイレに行ったんだって!」
「・・・・」
「謝って!」
「・・・本当なら・・・ごめんね」
言い方と表情は、全く不満げでした。
そして、リビングでも、もう一度同じような言い争いを繰り返したのです。
(あなたに合わせて必要以上の帰宅ルーティンをこなしたのに許せん!)
(相撲見たさに、嘘をついてるに決まってる!)
しばらく、無言で相撲観戦をしていました。
しかし、ワシ専用の座椅子にすわり、
煎餅を食いながら相撲に集中していたワシは、
すでに感覚を現在に集中させ、
彼女の課題に介入しても何もいいことはないと考え、
この争いの種をどう解消するべきかという思考を始めていました。
(手洗いうがいの推奨は、ワシの健康を気遣ってくれてるからだ)
(ドライヤーの音で、聞こえなかったのは無理もない)
(ワシの今までのうっかりミス頻度を思えば、疑われるのも仕方ない)
熱海富士が、一歩も引かずに欧勝馬を押し出したのが幸いでした。
「今場所のアタミンは、いいな。まわしにこだわらないで、
前に出ることだけに集中してるのがいいんだな!」
「うん。二つのこと考えると動きが止まっちゃうもんね!」
「翠富士もすごい大一番を制して寄り切ったんだよ。あとで動画見てみな」
「そうなんだ。後で見てみる。」
「…お前さんがドライヤーかけてる間に、大急ぎでやったから、
聞こえなくて疑いたくなる気持ちも分かるけど、
インフル流行ってるから、ワシも気をつけてる。
来週は旅行だし。
信じていただけますでしょうか?」
「・・・はい。ごめんなさい」
この2時間後、夜の家事を終えた奥様と、
ワシのこだわりドリップコーヒーを飲みながらの、
「ばけばけ」鑑賞は、平和そのものでした。
このブログを書くために仕事部屋に来る時にも、
ワシの分と一緒に日本茶を入れておいてきてやりました。
この後は、仕上げの肩揉みに行こうと思います。
来週末は、ホテル(旅館だったかな?)で、
どんなエロエロタイムを過ごしてやろうか・・・
楽しみー٩( ᐛ )و