冬を迎えようとしています。
去年も一昨年も
クゥが傍にいてくれた。
今年
クゥはお空から紅葉狩り
今年は
君の代わりに母さんが
カサカサ・カサカサ歩いたよ
聞こえた?
どうよ、中々のもんでしょ
お手本ですか
はいはい、君のカサカサは素敵でしたよ。
だから、お願い
母さんの隣でお手本見せて。
君の居ない冬を
母さんは凍えないで過ごせるかな
手術に抗がん剤
お薬に注射
下手っぴなお母さんの検温にバイタルチェック
週一の病院
いつも、先生から誉められて(外面良いから)
本当にクゥは頑張ったよね。
だからお兄ちゃんたちと
一緒にご褒美旅行
ビレッジの湖
自転車にも乗ったんだ
お母さん
クゥが動くからバランスとるの大変だったんだよ
でも、風が気持ちよかっよね
また来ようねって
約束は叶わなかったけど
何処に行っても
クゥはお母さんと一緒だよ。
妹から
悲しい知らせが届いた。
『海バーバー、昨夜亡くなったよ』
お料理の上手な方だった
夏休みに遊びに行くと、海岸で拾ってきた
テングサを煮詰めて漉した自家製の寒天で作った
豆かんをおやつに出してくれた。
ちっちゃな身体からあふれ出るパワーに
いつも驚かされた
小さかった息子たちも
『海バーバー』と本当のおばあちゃんのように慕っていた
85歳・・・・そんな年齢になっていたんだぁ
亡くなった母がよく
『順番なんだから・・・』と言っていた言葉が頭をよぎった
順番であっても 悲しさは変わらない
眠るように穏やかな最期・・・と聞いて
空を見上げた。
クゥさん
あくびなんてしてないで
お母さんの話し聞いてよ
はぃ、はぃ
お布団の中からでも許すよ。
だから
だからさ
何時でも
遊びに来て
お母さんの腕の中は
宝物の貴方を抱っこするために空けてあるから。
























