流行りの間取りにまどわされるな! | まりおの脱力系お片付けブログ

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ライフオーガナイズをこよなく愛する片付けのプロ、まりおの脱力系片付けブログ。時々手描き建築パース。

時代によって、住まいにも流行りがあります。


インテリアであれば、たとえば「ボーダー壁紙」。

いまでは ちょっと古いカラオケボックスやファミレスでしか見かけない、真ん中をテープみたいに這わせるタイプの壁紙です。


最近で言うなら、ちょっと変わった形のタイルがドラマでよく使われているので、一般の住宅でも人気が高いです。


同じように、間取りにも流行りがあります。


昔の家の定番、「応接間」は、今ではもう化石並みに廃れていて、ほぼ100%絶滅状態。

キッチンのあり方もずいぶん変わりました。

が、こんなにいろんなテイストが氾濫している現在において、

意外と画一的なのが、キッチンの形状。


ほぼ八割以上が「対面式I型キッチン」。


一昔前まで、L字キッチンや、独立型キッチンなんかも多く、いろんなパターンが存在したのに・・・。


家事をするお母さんが孤独にならない、いい間取りなんですけど、ちょーっと飽きてきたf^_^;なんて言ったら怒られちゃいますね💦



私が注目する最近の「流行りの間取り」として、「ウォークイン型」があります。


ウォークインクローゼット

ウォークインパントリー(食品庫)

ウォークイン玄関収納(家族玄関)・・・


人間が入り込めちゃう大型収納に、すごく人気があります。



その理由として想像するに、

「収納力が多そう」というのと、

闇の理由、


いざというとき、散らかったモノ、なんでも突っ込める( ̄□ ̄;)!!」というのがあるのでは・・・・。




そりゃ、人間たまには、突然の来客に「この部屋に散らかっているモノすべてをどこかに突っ込みたい」衝動に駆られることもあるでしょう。


でも、日常生活の中で、この大型ウォークインタイプの収納は全部が全部、使いやすいわけではないという事を、少し考えてみていただきたいと思います。



リビングで散らかっているアイテム、突然の来客に慌てるような品物は、

「住所が決まっていないモノ達」ではありませんか?




ウォークインタイプの収納は、大きいように見えて、実は人間が入る通路分のスペースにはモノを置くことができません。空間的には効率が悪い収納とも言えます。


家族玄関もしかり、大きすぎるキッチンパントリーもしかり。

商店の倉庫並みの在庫ストックを、本当に持つべきなのか。



流行りの間取り、大型収納を考える前に、


「自分たちの暮らしに、どのくらいのモノが必要か。また、その量は、無理せず管理できる範囲の量であるか?」


それを見極め、自分たちにとって、本当に必要なモノだけを間取りに取り入れてほしいと思いますp(^-^)q


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美しくもギューギューな、うちの母のウォークインできないクローゼット。