ほろ苦い春の味覚 | écru fil

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生成りの糸や布が好き♡
さらしていない麻糸を紡ぐように、自然体で暮らしながら
日々の想いを写真に残して言葉を紡ぐ毎日を積み重ねたい。
お気に入りの雑貨やおいしいお皿のワンシーンを切り取って
大切な日々の記録をここに残そうと思う。
一日一日、一針ごと。

毎年4〜5月になると

ご近所さんが届けてくださる

庭に自生している、ふき。

 

 

今年は、やけに大量で(!)

嬉しい葉っぱ付きです。

 

 

葉を切り離し、葉柄(茎)を

鍋に入る長さにカットして

たっぷりの塩で板ずりします。

 

 

鍋に湯を沸かして

塩がついたままのふきを

太いもので7〜8分

細いもので3分ほど、茹でる。

茹でたら、すぐに冷水に浸け

粗熱をとり、あく抜き。

 

 

ふきの皮をむいて

水に浸けておくと、1週間ほど

保存可能なので、それまで

1〜2日おきに水を取り替える。

 

 

せっかくいただいたので

葉も無駄にしたくなくて

鍋の湯を変えてから、再度

たっぷりの湯で下茹でして

同じく、冷水で粗熱を取る。

 

 

葉柄を食べやすく切り揃え

あとは、調理するだけです。

 

まずは、ふきの色鮮やかさを

残すべく、お出汁でさっと煮て

味を染み込ませた、ふきの煮物。

 

 

煮物も好きですが

旅館の朝食に出てきそうな

濃いめの味付けと食感が

たまりません、きゃらぶき。

 

 

これは、切り方を変えて

別の日に作った一皿で

少し細い葉柄だけで揃えて

唐辛子を効かせ、少々甘辛く

煮つけた、ふきの煮物。

 

 

さらに細い葉柄で揃えて作った

きゃらぶき、これはこれで

絶対、無駄にしませんよー。

 

 

今年の5月の連休は

断捨離しているか、パン焼いてるか

ひたすら、ふきを煮ていた(笑)

記憶しか、ありません。

 

 

ふきの葉は

ふきの葉の佃煮にしたり

ふきの葉味噌にしたり

ご飯がススムくんに変身です!

 

 

そして、最後に

おうちでも作れる!食べれる!

最強の食べ合わせは

きゃらぶきを添えた、天むす。

 

天ぷらを揚げなくても

桜海老と天かすをおにぎりに

めんつゆ、振りかけながら

混ぜ込むだけで、即席!簡単天むす

ですけど、これで大満足です。

 

 

本当だったら、お弁当箱に

天むす、いっぱい詰めて

ピクニックに行きたいところ

ですが、恨めしいほど

真っ青な空を見上げては

早く平穏な日が訪れることを

願うばかりの、今日この頃。