うずは少しねっとりした
深みのある鳴き方をした。
眼光は鋭かったけど
とても穏やかで
かわいかった。
野良猫時代を思い出すのか
何度も脱走を試みたが
玄関先で座っているだけで
すぐに抱っこされて戻ってきた。
脱衣所が大好きだった。
自分と同じグレーの
バスマットや、
珪藻土のマットに
ずっと座っていることもあった。
短くて、小さくて
ふわふわのうず。
キッチンに立って
料理をしていると
ふいに足元にじゃれ付き
猫キックをしながら
甘噛みしてくることも
あったなあ。
もう、会えないんだなあ。
でもさ、
3月に心臓の病気がわかって
後ろ足が動かなくなって
苦しそうで
そのまま死んじゃうかもしれないと
思ったけど、
回復してくれて、
足も動くようになって
頑張ったよね。
ちょっと調子に乗って
あおと走り回って
また具合悪くなって
もうとうとうダメかと思ったけど
でもまた、回復して
めいのことも
送り出してくれたよね。
ほんとに
うずは頑張った。
きつかったでしょう?
苦しかったでしょう?
楽になれて本当に良かった。
ママは
うずにあえて
本当にうれしい。
ありがとう。
明日、
お花をいっぱい
うずの脇に添えて
鰹節とおやつも一緒に入れて
送り出すから。
あっちに行ったら
こてつと、ニニちゃんと、はなちゃんに
よろしく伝えてね。
大好きなうず。
また、会おう。