心臓デモクラシー

作詞:みきとP
作曲:みきとP
歌:初音ミク

 哭いていた
 唯 哭いていた
 他人眼(ひとめ)につかない世界で
 其して恥を知り
 惨めになれば
 全てが廻りだした

 何常(いつ)もこの胸は
 何かを満たそうと
 散々なめに遭って 仕様がない

 いっそ理性など
 殺して仕舞おうか
 虎視眈々 狙いを
 さだめ さだめて

 何常もこの口は
 誰かに迫ったり
 散々なめに
 遭わせているな

 色づいた山茶花の
 血を舐め廻して
 恨むような其の視線に
 向けて

 哭いていた
 唯 哭いていた
 他人眼につかない世界で
 其して恥を知り
 惨めになれば
 全てが廻りだしてゆく

 翳りゆく堕天使の
 背中を抱き寄せ
 囁いた耳の奥で
 添っと

 いかないで
 もう いかないで
 いまよりもっと
 かしこくなるし
 やさしくなるし
 つよくもなるし
 じゃまなものは
 ころしてあげる

 今 哭いていた
 唯 哭いていた
 他人眼につかない 世界で
 其して 恥を知り
 惨めになれば
 全てが廻りだして

 心臓は一つになる