第4の柱は、

「美しく住みやすい、持続可能なまち」であります。

これを実現するため4つの基本的方針を定め、遂行してまいります。

第1は「環境と景観の保全」であります。

本市が目指すゼロカーボンシティの実現に向け、市民や地域企業を含む市域全体の脱炭素化を推進するため、「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、多種多様な事業を展開してまいります。

特に、温室効果ガスの排出量削減を直接的に図るため、住宅用太陽光発電システムの設置に対し、その費用の一部を補助する制度を年度も継続して実施してまいります。

また、次世代を担う子どもたちへの環境教育を強化いたします。小学生を対象に、身近な自然とのふれあいを通じて環境保全の重要性を学ぶ「環境探検隊」を実施するほか、将来の本市を担う小・中学生に向けて、地球温暖化等の諸課題を深く学び、自らの行動を考え発信するためのワークショップを開催いたします。こうした学びの場を通じて、市民一人ひとりが主体的に環境対策へ取り組む機運を醸成してまいります。

下水道事業におきましては、引き続き公共下水道の整備や合併処理浄化槽の普及に努め、地域の環境保全や良好な住環境整備に取り組んでまいります。

第2は「都市機能の活性化・魅力の向上」であります。

善通寺駅周辺地区におきまして、庁舎を中心に既存ストックを活用し、多世代が気軽に交流できる空間や機能の創出を目指し、市道一高西側線において社会実験を行いながら、官民連携組織であるエリアプラットフォームを中心に、未来ビジョンを策定してまいります。

第3は「市全体の生活利便性の向上」であります。

地域の公共交通においては、デマンド型乗合サービス「チョイソコぜんつうじ」の円滑な運営を支援するとともに、善通寺市地域公共交通計画に基づき、利用しやすく持続可能な交通環境の整備に努めてまいります。

 

第4は「関係人口の創出」であります。

本市においても人口減少は避けられない状況であり、まちの活力の低下を抑制するため、引き続き移住・定住施策に取り組むほか、市の活力を維持・発展させるため、「関係人口」を増やし、“地域の力”としていく取組みを強化してまいります。

このため、SNSやVTuber等を活用したシティプロモーションに取り組むとともに、ふるさと納税制度を活用し、本市特産品の情報を市の観光PR情報と連動しながら積極的に発信し、継続的なつながりを持つ機会を提供するとともに、本市にゆかりがあり、市のプロモーション活動の一役を担う「善通寺市プロモーションパートナー」や文化・芸術分野における地域の魅力を幅広く発信していただく「善道師」してご協力いただける方を増やしてまいります。

最後に、行政組織としての取組みについて申し上げます。近年、地方自治体は職員数の減少や財源不足等の課題に直面しており、効率的かつ効果的な行政運営を目指すために、業務効率化やコスト削減など業務改革への取組が不可欠な状況となっています。本市においても、全職員が課題意識を持った上で、研修や改善計画の策定など業務改革の推進を図ってまいります。

人事行政につきましては、職員研修への参加を積極的に推進し、個々の能力の向上を目指すとともに、人事評価制度の適正かつ公平な運用・活用を進め、職員の意欲と公務能率の向上につながるよう制度の熟度を高めてまいるとともに、多様な働き方に柔軟に対応でき、職員誰もが心身ともに健康で働きやすい職場環境の整備に努めてまいります。

行政手続きのデジタル化の推進につきましては、各種手続等のオンライン化を推進し、より利便性の高いサービスの提供に努めます。令和9年1月から稼働する住基、税などの標準システムの運用につきましては、システムに合わせた業務プロセスの見直し等による事務の効率化を推進してまいります。また、市が保有する個人情報などの取り扱いに細心の注意を払い、情報セキュリティ対策を徹底いたします。

さらに、市が実施する選挙においては、投票者の意思を明確に反映することができるだけでなく、事務負担の軽減にも寄与するなど、市民・職員互いの利便性を向上させるため、いわゆる電子投票を導入したいと考えております。

一方で、歳入の根幹であります市税につきましては、適正で公平な課税と徴収を徹底することを軸とし、収納対策の強化に取り組みます。特に滞納整理においては、AIを活用した情報分析・進行管理を導入し、職員の能力や経験年数にかかわらず、適正かつ迅速な対応が可能となるよう、知識やノウハウを組織として共有・蓄積する仕組みを構築いたします。デジタル化による市民サービスの向上と業務効率化を両立させ、健全な財政基盤の維持向上に努めてまいります。

市税外滞納債権につきましては、統一した「督促マニュアル」に沿って、納付督促及び納付相談等により新規滞納発生の防止に努めるとともに、支払意思の無い滞納者に対しては法的手続き等を講じることで、適切な債権回収による行政の公平性の確保を図ってまいります。

以上、令和8年度の予算編成に関連して、市政運営に対する所信の一端と施策の大要について申し上げました。

本市を取り巻く情勢は日々変化しておりますが、市民の安心・安全な暮らしを守ることを最優先に考え、今できることを着実に実施してまいります。

今後も歳入確保の厳しい財政状況が続くと予測しておりますが、本市が標榜する「住んでみたい・住みつづけたいまち 善通寺」の実現のため、「暮らしやすさ」が実感できるまちづくりに邁進し、そして「住んでよかった」まちとして、より一層の発展と更なる飛躍をめざし、全力で市政運営に取り組んでまいります。

何とぞ議員各位並びに市民の皆様の格別なご理解とご協力を心からお願い申し上げ、施政方針の結びといたします。



🟡 DXの推進・電子投票を導入します‼️