おはようございます。

 

 

なかなか楽しいブログが書けなくてごめんなさい。

 

どんな時でも笑うのは大事なんですけどね!

 

はあ〜。←

 

ため息ばっかついてます。

 

 

 

では今日も行ってみましょう!!

 

 

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今日はロシアの元世界女王イリーナ・スルツカヤさんのインタをご紹介します。

 

 

ソルトレイクシティオリンピック銀メダリスト、トリノオリンピック銅メダリスト、長野オリンピック5位入賞。世界選手権優勝2回、欧州選手権優勝7回、GPファイナル優勝4回など。

実績すごすぎる・・・。

 

 

 

現在のフィギュアスケートについて話してます。

長いインタなので抜粋します。

 

 

 

 

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写真は御本人のインスタより。

 

 

 

すごいメダルの数・・

 

ロシアスケーターに関して主に話していますが、インタの中で羽生君の話題になりました。

その部分を紹介します。

 

 

 

 

 

↑元記事

 

 

 

 

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Do you think Hanyu will be able to do a quadruple axel? So far it can be seen that the jump is underrotated.

ハニュウは4Aを成功させることが出来ると思いますか?

ここまでのところ回転不足ですが。

 

 

Irina Slutskaya: I think it’s possible. It’s a question of time. 

Should he have tried the Axel at the Olympics?

 He basically had nothing to lose. 

He already has two Olympic gold medals, he wanted to go down in history in a different way. 

Was this risk worth it or not? 

Probably not. If he had skated his program without mistakes, he would have been on the podium.

スルツカヤ:可能だと思います。

時間の問題だと。(時間がどれくらいあるか、ってことかな)

彼は五輪で4Aをやるべきだったか?

彼には失うものがなかった、すでに五輪を2連覇していて、違う形で歴史に名を残したかったのだと思います。

そのリスクを冒す価値はあったかなかったか?

おそらくなかった。彼がミスなく滑っていたら表彰台に上がっていたと思うから。

 

 

Many experts believe that Yuzuru is very far from a clean quad axel. How can he still do this jump?

多くのエキスパート達はクリーンな4Aからはユヅルはまだ程遠いと考えています。

どうしてあなたは彼が出来ると考えているのですか?

 

 

Irina Slutskaya: I think if they “steal” some more rotation during take off, the jump can be done. 

Hanyu is unique, he is quite tall, light and physically strong. I would like him to succeed.

スルツカヤ:もし離氷時にもっと回転を「盗んで」いれば4Aは可能でしょう。

ハニュウはユニークです。彼は背が高く、軽く、身体能力が高い。

彼には成功して欲しいと思っています。

 

 

Are quintuple jumps possible?

五回転ジャンプは可能でしょうか?

 

Irina Slutskaya: I don’t know, I won’t answer. 

If the boys learn to jump with pre-rotation, when half or even three-quarters of the turn is done on the ice, 

then in principle the strength costs will be the same as for the quadruple jump.

スルツカヤ:どうでしょうか。答えないことにします。

もし男子がプレローテーションでジャンプを学ぶなら・・

回転の半分、もしくは4分の3を氷上で行う場合、

原理的にはそこでかかる体力のコストは4回転ジャンプと同じになります。

 

 

Prerotation – is it fair at all?

プレローテーションーそれはフェアなものなのでしょうか?

 

 

Irina Slutskaya: Fair or not, such is the technique now. 

If you don’t do that, then you won’t fully rotate the jump.

 But this requires enormous strength. 

If you know how to twist yourself at the beginning of the jump – you will succeed. 

While the judges pretend that everyone does not see it and this is not a mistake, why not.

スルツカヤ:フェアかどうかは置いておいて、今はそういうテクニックとしてジャンプが跳ばれています。

プレローテーションなしではジャンプが回転しきらないからです。

でもそのためには甚大な力が必要とされます。

ジャンプの始めに体をひねり始めることを知っていれば(出来れば)ージャンプを成功させられます。

ジャッジは皆見てみぬふりをしているし、それをミスとしないのだからー皆やりますよね。

 

 

 

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この部分は当たり前ですが海外fanyuの間で広くシェアされました。

 

 

tsukiちゃん

 

 

 

<こういうの見るとユヅが「羽生結弦のアクセル、羽生結弦のアクセルを追求しながら」って強調してたことをすごい思い出すよね。>

 

 

 

ほんとにね!

 

今回の五輪後のインタで一体何度こういうことを聞いたかなあ。

そして「誇り」を手に入れたって言ってましたよね・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

そしてこのスルツカヤさんのインタを聞いて、少し前に紹介させていただいた読者の方のコメントを思い出しました。

なんかあまりにもその通りすぎるし愛が深いし理解がすごいし、羽生君こういう言葉たくさん聞いて欲しいなって

私勝手に思うのでもう一回載せさせていただきますね。

 

 

 

 

 

 

Twitterでもあちこちでお見かけする意見ですが、今や少なくなった、スキッド&下回りなしのお手本通りのアクセルの踏切で、チビゆづと一緒に、羽生結弦にしかできない4Aを実施できたって事に誇りを持ったんだと思います。


おそらく今後、もし羽生くんより先に4Aを成功させる選手が出たとしても、あの跳び方ではできないでしょう。
逆にスキッド&下回りで踏み切れば、羽生くんはとっくに成功させていたんじゃないかなと。体操のお二人の助言は、まさにこれを誘発してしまう理論でしたから。
白井くんの理屈はよくわかります。既存の概念を破って新技を成功させた。でも破るところを間違えると、それは、技術全ての設定を一からやり直さなければならないほどの事に繋がると思うんですよね、フィギュアの踏切の場合。要するに踏切なんて何でもありっていう。

 

 

 

羽生くんの素晴らしいところは、あくまでルールに適応してその中で最高の形をいつも追い求めているところです。
踏切の判定については今は野放し状態です。でもルールブックに「稚拙な踏切」の記述がある以上、いつ厳しく取られるかわからないグレーゾーンです。実際踏切を厳しく取る時期がありましたよね。
ジョニーが解説で、女子ショートのトゥルソワの3Aについてスキッド&下回りを指摘していたそうですが、それが男子に全く言及されないのがこのフィギュアの世界の闇ですよね。



羽生くんは「いつのどんな時代の価値観で見ても正しい技術」で、五輪という頂点の大会で、「4A」をここまでの完成度に仕上げて跳んだって事を誇りに思っていると言っていたんだと私は解釈しました。
そして、誰しもが追随できない技術で4Aを跳び、転倒しても演技の流れを損なわず、4Sより後の演技全てを美しく表現しきった。
その事が、いかに他の追随を許さない技術を持つ選手である証明なのか。それが世間に伝わらない事にもどかしさを感じ、伝えようとしない有識者たちに「あなたたちの罪は重い」と憤りを覚えます。



もう完成は目の前だから、次のワールドまでに完成させられるんじゃないかって事は、今の状態の羽生くんにはあまり意味をなさないのかなって、彼の様子を見ていて思います。
そもそも足がしばらくは無理だろうし、五輪という場所が羽生くんにとって本当に特別な場所だったんですね。




これらのことをやり遂げてきたこの2年間、彼は本当にたった一人だったんですよ。コーチもおらず、刺激を受けるリンクメイトもおらず、ハーネスの力も借りられず。
内から発するものがあっても外から取り入れるものがなかったんですよね。
本当に本当に孤独だったんですよ。そんな状態で五輪に臨むアスリートなんて、聞いたこともありません。
彼の孤独を、今やっと本当に少しずつ少しずつわかってきて震えているんです。

 

 

 

 

 

 

何度読んでも泣いちゃう。

 

 

 

 

「回転を盗まない」

「ひねり始めない」

 

羽生結弦のアクセル・・。

 

その価値を、そしてその意味をー

 

 

これから私達は

どんな形で目にしていくのか、どうしても私はそれが、悲しい形でありませんように、と願ってしまいます。

 

 

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