おはようございます。

 

あまり良く眠れませんでした。

女子のフリーを見たあと。

 

 

あまりのカオスぶりに色々なことが鮮烈に脳に刺激になりすぎて、神経が昂ったんですよね・・。

昨日夜上げた記事に、その前の記事に紹介した部分の後半を載せたのですが、

アメリカのライターさんが書いた記事の結び、

 

 

禁止薬物の陽性反応が出た15歳の少女が、大人の指示と承認なしにその薬物を摂取することはありえない。

 

CASは、彼女にオリンピックでの演技を許可することで、彼女の虐待者を正当化し、さらに考えの及ばない様な方法を用いることを煽った。

そして私達は、彼女の身体が「何が何でも勝つ」という大人の欲望のトラウマにさらされるのを、テレビの生中継で見ることになるのである。

 

 

 

 

まさに、この文章の通りでした。

読んで文章にした直後だったので、まだこの文章の強烈さが痛みとして残っており、それがそのまま現実としてスクリーンに映し出され、あまりにもキツかった。

 

 

なんて「かわいそうな子」と言わざるを得ない瞬間。彼女はこんな立場に置かれるべきじゃなかった。

氷上に出てくるべきじゃなかったし、自分が対応できる以上の大きな問題に対峙するような立場に置かれるべきじゃなかった。

 

 

というアシュリーの言葉が全てかなと。

 

 

 

そしてその後トゥルソワちゃんが号泣してダダっこのようになっている画像が出てきて、「自分は金メダルじゃない」という理由で、もうぐちゃぐちゃになっているところがカメラに映し出されているのを見てボーゼン。

 

 

もう辛くて見ていられなくて途中でやめちゃったのですが、滑り終えた直後に、エテリコーチが彼女のスケートを批判したとか。

そして、トゥルソワちゃんが「I hate it! I hate it!」こんなの嫌、こんなの嫌!と繰り返しながら泣き、表彰台へ行くことを拒否しているとか英語でどんどん流れてきてもう苦しくって。

 

 

そしてどうしても平昌を思い出さずにいられませんでした。

 

僅差でザギちゃんに破れたメドちゃんが、

「何故彼女(ザギちゃん)をもう一年ジュニアにおいておくことはできなかったのか」

とキスクラでエテリコーチに言った、と報道があったことを。

 

 

その後、メドちゃんはその発言を否定してましたが、言ったにしろ言わなかったにしろ、演技直後のキスクラで教え子がこんなことを言った、と公に暴露したエテリコーチに私はその時大きな違和感を抱いたし、その後その件は結構ブログにも書いたんですよね。

 

 

今回のトゥルソワちゃんの崩れ様を見て、

「わかるよ。だって、彼女達は皆、”これきり”だと知っているんだもの」と思って胸が痛くて痛くて。

皆、次の五輪なんてないことはわかってる。

だから、サンボを出てクリケットに行ったメドちゃんがどれ程すごかったのか、今になってその意味がじわじわわかってきた感がありました。

 

 

そして二度目の五輪で銅メダルを獲得したかおりちゃん、

四年前に選考から漏れ、辛酸を舐めたけれど今回出場して5位入賞したわかばちゃん、

将来性を、と買われて五輪に出た川辺さんの日本女子達が誇らしく思えたし、やっぱり15~17歳の間に五輪がやってこなければ外れ、となってしまうようなメソッドでの選手育成がどれ程恐ろしく残酷なことなのか、なんていうか全身を黒い恐怖の様なものが襲ったと言うか、簡単に消化できるようなものではなかったです。

 

 

 

そしてこんなに自分が動揺してしまうのも、やっぱりそれは羽生君がこの競技を愛しているからこそなんだろう、と深く気付いた、という感じでした。

 

昨日の朝あげた記事は、本当にぼーっとしてたので、細かいところまできちんと読めてなくて、

紹介したアメリカの記事内に

 

 

エテリ組の少女たちは、競技中に水が飲めないことを公然と口にする。

食事は「粉末栄養剤」のみ、更年期障害を引き起こすといわれる「ルプロン」を服用するなど、思春期を遅らせることに全力を注ぐ。

毎日、公開計量が行われ、言葉や身体的に虐げられる。そして、彼女らは怪我をしながら競技をし、膝に装具をつけながら「smelling salts(って何かなわかんないですけど)」を嗅ぎ、プログラムの後には痛みで倒れる。

 

 

という部分があり、スメリングソルトっていうところまでちゃんと調べなかったのですが、こちらをその後コメントで教えていただいて、それが重く重く心に残っていた、ということもありました。

 

 

*****

 

smelling salts
いわゆる気付け薬のことですね。
実際に使われるのは炭酸アンモニウムで、失神したり、意識が薄れた時などにこれを嗅がせることで回復させようとします。
意識の消失に対して抵抗力を持てるために、昔はボクシングや重量挙げなど多種にわたる競技の試合で使われていました。
近年はドクターストップをするタイミングがわからなくなるなどの理由で、試合中での使用を禁止している競技も多いようです。
炭酸アンモニウムを気付け薬として嗅がせることは、少量で短時間となるので、害はないとされています。

しかし、高濃度や長時間の使用は呼吸停止や意識障害を引き起こしますし、そこまでいかなくても、口や鼻の粘膜を傷つけることになります。
練習中に使用しているということは、意識を失うのに近いような状態まで追い込んでいるということなのでしょう。
通常の状態の練習で、自分で意識して追い込むのはアスリートとしてごく当たり前のことです。
しかし、気付け薬を用いて練習を追い込むというのは、かなり異常なことだと感じます。
二十年近く前に、アメリカンフットボールの元選手が、NFLの選手の70~80%
が使用していると言って物議を醸したことがあります。

ボディコンタクトもないような競技で、日常的に使用していて、そのことに対して疑問を持たないというのは、かなりショッキングです。

 

 

 

 

 

そして他の方から

 

 

 

もっと賢明なやり方はなかったのかと¨。正義は全うするべきです。

ドーピングを許してはいけない、もちろん。

ただ15歳の少女を晒すような報道は日々加熱するばかりで。

 

大人の都合と欲に塗れた渦中におかれてあまりに痛ましくて¨。大の大人たちが寄ってたかって。真相は不明ですが、才能豊かな選手なのに残念です。


メディアには、この熱意で採点問題にも取り組んでもらえたらと願います。私にとって結弦くんのフリーをもってオリンピックは終わった感があるのですが、今回の狂騒で、IOCと特にISUから更に心が離れました。いっそ膿が全て世に晒された方が良いのかもですが。
結弦くんの練習レポだけが幸せです。
ここ数日の思いを思わずコメントにしてしまいました。

 

 

 

というコメントも昨夜頂いて、

本当にそのとおり過ぎて、目覚めてから読ませていただいて、スマホを握りしめてしまいました。

 

 

メディアには、この熱意で採点問題にも取り組んでもらえたらと願います。

 

 

本当に。

 

私が昨日紹介したライターさんの書いた記事は、興味本位な好奇心だけの記事ではありませんでした。

でもワリエワちゃんの件ではスキャンダラスに、彼女を追い込むようなものが多かったのではないでしょうか。

そんなにセンセーショナルに言うのなら、採点のことも、ほんともっと報道してほしいです。

 

 

というわけで、昨日に引き続き、非承認で、と頂いたのですが、御本人に許可を頂いたので、コメントの紹介です。

本当に共感して、私一人が読むのじゃあまりにもったいない、と思ったので、紹介できて嬉しいです。

私に書いてくださり、掲載を許可してくださり、ありがとうございます。

 

 

 

 

******

 

 

 

 

 

絵子さん、過労で体調を崩さないようにしてくださいね。
大事な試験が控えているのですから。(はいありがとうございます。受かるようにお祈りしてください。ありがとうございます✕1207回)

 

 

 

今回の4Aを羽生くんは、羽生結弦の4Aとして満足しているって言っていましたよね。
でも、本当はそういう気持ちの着地は、全日本の時にすでにあったんじゃないかな。もうここまでこれだけ頑張ったんだし、転倒せずに降りれたし、もういいんじゃないかなって。確か全日本でそう言っていましたよね。


次の大会がワールドだったら成り行きはだいぶ変わっていたと思いますが、北京があったんですよ、目の前に。アマチュア競技の最高峰の大会が。
そこで成功した自分の4Aを残したい。その気持ちが彼を北京に連れていったんじゃないかなーと、私の勝手な想像です。
全日本からの短い期間、血反吐を吐くほどの練習を積み重ねて、他国の指導者や他競技の方々からもアドバイスをもらいながら、脇目も振らず一途に取り組んだんですよ。



そのがむしゃらに一途に取り組む最後の最後に、いつも側にいた9歳のチビゆづの存在のもう一つの意味を知ったんですよね。「俺の跳び方で跳べばいいんだよ」って。


Twitterでもあちこちでお見かけする意見ですが、今や少なくなった、スキッド&下回りなしのお手本通りのアクセルの踏切で、チビゆづと一緒に、羽生結弦にしかできない4Aを実施できたって事に誇りを持ったんだと思います。


おそらく今後、もし羽生くんより先に4Aを成功させる選手が出たとしても、あの跳び方ではできないでしょう。
逆にスキッド&下回りで踏み切れば、羽生くんはとっくに成功させていたんじゃないかなと。体操のお二人の助言は、まさにこれを誘発してしまう理論でしたから。
白井くんの理屈はよくわかります。既存の概念を破って新技を成功させた。でも破るところを間違えると、それは、技術全ての設定を一からやり直さなければならないほどの事に繋がると思うんですよね、フィギュアの踏切の場合。要するに踏切なんて何でもありっていう。

 

 

 

羽生くんの素晴らしいところは、あくまでルールに適応してその中で最高の形をいつも追い求めているところです。
踏切の判定については今は野放し状態です。でもルールブックに「稚拙な踏切」の記述がある以上、いつ厳しく取られるかわからないグレーゾーンです。実際踏切を厳しく取る時期がありましたよね。
ジョニーが解説で、女子ショートのトゥルソワの3Aについてスキッド&下回りを指摘していたそうですが、それが男子に全く言及されないのがこのフィギュアの世界の闇ですよね。



羽生くんは「いつのどんな時代の価値観で見ても正しい技術」で、五輪という頂点の大会で、「4A」をここまでの完成度に仕上げて跳んだって事を誇りに思っていると言っていたんだと私は解釈しました。
そして、誰しもが追随できない技術で4Aを跳び、転倒しても演技の流れを損なわず、4Sより後の演技全てを美しく表現しきった。
その事が、いかに他の追随を許さない技術を持つ選手である証明なのか。それが世間に伝わらない事にもどかしさを感じ、伝えようとしない有識者たちに「あなたたちの罪は重い」と憤りを覚えます。



もう完成は目の前だから、次のワールドまでに完成させられるんじゃないかって事は、今の状態の羽生くんにはあまり意味をなさないのかなって、彼の様子を見ていて思います。
そもそも足がしばらくは無理だろうし、五輪という場所が羽生くんにとって本当に特別な場所だったんですね。




これらのことをやり遂げてきたこの2年間、彼は本当にたった一人だったんですよ。コーチもおらず、刺激を受けるリンクメイトもおらず、ハーネスの力も借りられず。
内から発するものがあっても外から取り入れるものがなかったんですよね。
本当に本当に孤独だったんですよ。そんな状態で五輪に臨むアスリートなんて、聞いたこともありません。

彼の孤独を、今やっと本当に少しずつ少しずつわかってきて震えているんです。

ごめんなさい、本当に長くなってしまいました。
羽生くんの一つ一つの言葉や行いが愛おしく尊いです。全てに意味がありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んで泣いた・・・。

 

 

 

もう私に言うことは何もないのですが

 

 

 

ジョニーが解説で、女子ショートのトゥルソワの3Aについてスキッド&下回りを指摘していたそうですが、それが男子に全く言及されないのがこのフィギュアの世界の闇ですよね。

 

ほんとに。

それについては、海外の子たちが直接「ジョニー、自分の国の選手の3Aも忘れないでね」

と鋭く突っ込んでいました。そういうとこほんと好き。

 

 

 

そしてジョニーだけじゃなくて、日本の歯切れの悪い有識者の方達とか見てると「仕事だもんね」とやっぱり思わずにはいられないというか。

求められたことを言うのが仕事だもんね、と・・。

 

 

私は(当たり前だけど)一円のお金ももらってないから、自由に好きなことが言えたり縛りもなく書けるわけで、スポンサーがいたり、従うべき方針があったら、やっぱり言えないんだろうなと悲しく思っています。

 

でも私はお金もらって書くなんてことになったら、土器が発生して倒れて割れたり腰がくだけてひいひい言ってる画像とか載せれないし、羽生君にぶった斬りされたり、馬鹿にされたり、せーばいされて風に飛ばされたり出来ないから、(←当たり前だろ)趣味で書くのが一番良いんだとしみじみ思います。

 

 

で!

 

結局私はまだ羽生君のインタを半分以上見れてません。

NHKのノーカットだけは見ました。

 

他にも断片的に色々読んだりはしてるんですが、

各局で話したことの内容について、

どうしても私達は色々考えると思うんですよね。

 

そして「こうだからこう言ったんだろう」

とか思いますよね。

 

 

 

「スケートでしか自分は自分の思いを完全に表現することは出来ない」

「スケートが自分の言語」

と羽生君は言っています。

 

 

羽生君は思いを完全に発露するのは氷の上。

エキシビで、氷の上に開放してくれると思います。

 

 

それを受け止めて、そしてその後聞かせてもらえる言葉を待って、

 

色んなパズルのピースが揃ってから、ゆっくり回想するのが自分には良いのかな、と今私は思っています。

 

 

苦しく重い五輪になってしまいました。

競技者の競技にかける思いとは別に、渦巻く思惑があまりにも濃く、深く見えた大会でした。

 

 

なのでもう一度、台湾のミッフィーちゃんが私にくれた言葉を残して、今朝のブログの結びにしたいと思います。

 

******

 

 

 

 

 

The Olympics are mixed with all kinds of things such as political wrangling, money transactions, drug disputes, and kinds of unbearable things openly or privately.
But at this moment, the Olympic 5 rings are sacred and solemn.

オリンピックは、政治的駆け引き、金銭のやり取り、薬物問題、表も裏もあらゆる問題が混在してる。
でも、この(ユヅがいる)瞬間、オリンピックの5つの輪は神聖で厳粛なものとしてそこにある。

 

 

 

 

 

さ、重たい体を引きずって、今日もぼちぼちいってみましょう。

お読みくださり、ありがとうございました!

 

 

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