リンパセラピストかおりです

この間の続きだよ

レッツ、カオリンの恋ログ~

弟が言った

『ほら、これ見て』
そこには…

『ずっと好きでした』
という文字が浮かび上がってました

私はビックリして弟に聞きました

『一体、何したん?』と…

弟曰く、何気に太陽光に当てたら

うっすらと下に消した文字が見えたから鉛筆でこすったら浮かび上がってきたらしい

君は名探偵コナンかい

彼からのラブメッセージ

弟に見せなかったらきっと私は気付かないままだった…

このメッセージを書いたのに消した彼の真意は分からないけど

間接的ながらも告白されて嬉しかったです

もうすぐ成人式がやってくる

彼は来るだろうか…

もし、彼が成人式に来ていたら彼に思い切って聞いてみよう

あれから数年経ってるし、きっと笑って応えてくれるだろう

それから

楽しみにしていた成人式がやってきた

私はドキドキワクワクしながら式場に向かった

みんなの懐かしい笑顔の中に彼の姿を発見した

成人式では話す機会がなかったけど

2次回の食事時には私は彼と同じテーブルに座る事になった

彼の友達が

『一緒に座ろう』と言ってきたからだ

久しぶりに見る2人のコンビ姿が懐かしかった

目が合うと彼は恥ずかしそうにした

相変わらずスーツの襟元をずっと触ってる

この仕草…変わってないなぁ~

私は軽く会釈して

『久しぶりだね』と笑顔で言った

恥ずかしそうにされると妙に私も恥ずかしくなった

最初は私も友達と話すばかりで彼も友達と話して

なかなかアノ事を聞くタイミングがなかったけど、
チャンスがやってきた

食事が終わるとみんな席を立ち始めフリータイムの時間になった

私は彼に思い切って聞く事にした

彼の性格を知っていたからストレートに聞くのはやめて

遠回しに聞こうと思っていたけど

お開きの時間が迫り焦った私は彼にストレートに聞いた

『ねぇ、中学生の時に好きだった子って誰なん?』
彼はエッ⁈ってビックリした

『どうしたん、急に?』と言うから

『あの卒業前にメッセージ書いてもらったやん。覚えてる?』
『あっ。うん。覚えてるよ』
『あれな、最初に書いてあったメッセージなんで消したん?』
一瞬、彼の動きが止まった…

『何の事?う~ん、覚えてない…』
と明らかに動揺する彼に私は

『うぅん、何でもない』
そう応えた…

本当は答えが聞きたかったけど追求するのはやめた

またいつか月日が経って大人になった時に聞こう

それから7年の年月が流れ

ついに答えをもらえる日が訪れました

続く

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました

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