今回から名言集の幅を広げて中国古典からもピックアップ!



彼を知り己(おのれ)を知れば、百戦して

殆(あや)うからず


                          By 孫子


これは必勝の掟として有名な言葉ですね。


彼とは「敵」や攻略する対象のこと。


良く「敵を知り己を知れば。。。」って使われますが、もともとは


彼だったんですね。



営業であれば、いかにお客さんの事を熟知しているかが、


成約の一つのKEYですよね。


僕が20代でペーペーの営業の頃は、証券会館に行って


有価証券報告書とかでお客さんのことを調べてましたが、


今はネットでIR(投資家向け情報)なんかが簡単に調べ


られるので、相手の情報を得るのに苦労は少ないですよね。



あとは実際にお客さんと対面しながら、文字情報では知りえない


情報をいかに得るかが営業の仕事の一つですね。



しかし、孫子の言葉には「己を知れば」という言葉もちゃんと


あります。


つまり、敵を知っているだけでは必勝ではなく、己をも知っていて


初めて百戦しても危なげなく戦えると言っているんですね。



今は情報化社会なので、相手の情報を得ることにばかり目が


行きがちですが、己を知る事も同じくらい重要ですね!




ドラッカーにも同じ本質を突いた言葉があります。



企業が自ら生み出していると考えるものが、重要なのではない。


とくに企業の将来や成功にとって重要ではない。


顧客が買っていると考えるもの、価値と考えるものが重要である。


それらのものが、事業が何であり、何を生み出すかを規定し、


事業が成功するか否かを決定する。


                              現代の経営より抜粋



本質や真理って何千年経っても変わらないんですね!


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