< トヨタ問題は対岸の火事? >


 トヨタのリコール問題大変ですね。トヨタ=高い品質ってイメージ


持ってたので、最初は何かの間違いだろうと思ってました。


人の命を預かる自動車は、安全性確保が最優先のコンプライアンス。


問題が収束するまでに、いったい幾らの費用が掛かるんでしょう?


ちょっと想像がつかないです。


しかしここ数年は、耐震偽装や食品偽装など、企業の社会的責任に


する話題がこと欠かないですね。こうした事件は対岸の火事では


なく、隣の火事だと思った方が良いですよって話です。



古い話ですが、2001年にSONYがEUでPS oneという携帯ゲーム機を


発売しました。ところが、このゲーム機の周辺機器がカドミウムという


有害化学物質を含んでいました。


そのため、EUの有害化学物質規制法違反になり、行政指導の対象


なったのです。当然ながら製品はすべて回収。そしてSONYは、


約四社の協力会社や部品調達先に、再発防止の指導を兼ねて、


立ち入り検査を行ったのです。


この回収費や関係会社の指導に費やした額が、約100億円です。


SONY程の超大手企業でも、予定していない100億円の出費は、大変


ダメージですよね。



この事件以降、グリーン調達を取り入れる大手メーカーが加速度的に


増えたので、今後有害化学物質の関係では、こうしたミスを犯す大手


メーカーはないでしょう。




しかし、企業を取りまくこうした環境規制は、年々増える一方です。


有害化学物質に限らず、ゴミに関する法規制だけでも9種類。


食品リサイクル法、建設リサイクル法、家電リサイクル法などなど。


そして、どの企業にとっても身近な存在なのが、廃棄物処理法です。


僕は特にこの廃棄物処理法について、中小・零細企業さんのコンプ


ライアンス違反を心配しています・・・。



― 続きは次回 ―



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