< カーボンオフセット >
カーボンオフセット (carbon offset) を直訳すると、炭素を相殺(そうさい)
になります。
ですが、ここでは二酸化炭素や温室効果ガスのことを指し、それらを相殺
するという意味で用いられる用語です。
人間が経済活動や日常生活をおくるうえで、石油や電力などのエネルギー
の消費は不可欠なものですが、必ず二酸化炭素などの温室効果ガスを
発生させています。
カーボンオフセットとは、発生させてしまった温室効果ガスを森林に吸収
してもらったりすることで、プラスマイナスゼロにしようという考え方です。
(厳密に言えば、プラマイゼロではなくマイナスにしようということです)
たとえば企業であれば売上の一部で植樹を行い森林の面積を増やし
事業活動で発生させた温室効果ガスを相殺するという方法をとっています。
または、価格に排出権 の料金を上乗せし、消費者にも負担(参加?)
してもらうといったカーボンオフセットの方法もあります。
この方法で身近なのは、「かもめーる」ですね。
官製はがきが50円のところ、カーボンオフセット付きかもめーるは
55円です。この5円の分が排出権の分になるわけです。
ところでこの5円分の排出権ですが、企業は排出権販売企業から
先にまとめて排出権を買い取ります。
かもめーるであれば仮に印刷枚数を1億枚とすると1億×5円で
5億円分の排出権を購入していることになります。
そして、かもめーる1億枚が完売すれば企業の負担はゼロですが
売れ残りがでた場合は、とうぜん企業の負担になるわけです。
ただし排出権は転売できますので、他社に売ることで負担を
減らすことは可能です。
ヨーロッパでは排出権の取引所が整っているため、排出権の
取引が活発に行われているようですが、日本はこれからといった
様子です。
ちなみに排出権を販売する会社を「カーボンオフセットプロバイダー」
と言いまして、すでに日本で何社も設立されています。
坂本龍一さんが理事を務めるモア・ツリーズ もプロバイダーの一つで
森を増やすことに特化した活動を行っています。
日本における排出権取引量は今後急速に拡大すると思われますが、
まだまだ一般には馴染みが薄い気がします。
小沢さんの裏取引の話もけっこうだけど、こうした排出権取引などに
ついても、もっと新聞などのマスコミには貪欲に取り上げてほしいと
思いますね。
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動画のメッセージを作成したので、よかったらみてくださいね。
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