先日「アバター」を観たので、環境の観点から感想を(ネタバレなしです)。
「タイタニック」や「ターミネーター」でおなじみのジェームズ・キャメロン監督
が12年ぶりに制作したSF映画です。
時代設定は地球が環境破壊で住みずらくなっている未来です。
舞台は地球ではない他の惑星で、地球人がその惑星の天然資源である
鉱物(地球上では採掘できない鉱物)の搾取をもくろみます。
鉱物を搾取するには、惑星の先住民を追い出す必要があり、地球から
派遣された軍隊が先住民への攻撃や豊かな自然の破壊を繰り返します。
しかし、軍隊の中にはそうした横暴に反感を覚える主人公がいて、主人公
が先住民側に味方をして、軍隊と激しいバトルを繰り広げる内容です。
映画での舞台は地球外の惑星ですが、地球に置き換えて考えれば、
惑星の先住民がネイティブ・アメリカン(インディアン)で、先住民に
横暴を繰り広げる軍隊が、かつてネイティブ・アメリカンを迫害した白人
という見方ができます。
映画の設定でも、先住民が槍などでしか応戦できないのに対して、
軍隊は軍事ロボットや戦闘用のヘリなど文明の機器で攻撃しますから、
なおさら重ねて観てしまいました。
また、迫害される先住民をネイティブ・アメリカンではなく、動物に置き
換えて観ることもできます。
人間は自分たちの領土拡大や生活の利便性の向上、また経済を発展
させるためだけに森林伐採や環境破壊を繰り返し、先住民(人ではない
ですが)である動植物たちの住まいを奪ってきました。
そうした積み重ねによって、先日ブログで取り上げましたが、生態系に
まで悪影響をおよぼすほどに被害は広がっています。
映画での先住民は言語も話し文化もある文明社会を築いていましたので
軍隊の横暴に応戦してきましたが、相手が言葉を話せない動植物であれば
人間のエゴ丸出しの横暴になすすべもなく住まいを奪われ、黙って滅びて
ゆくしかなかったんだろうな~と、切なくなってしまいました(><;)。
ところで映画じたいの感想に話をもどしますが僕にはとても面白かった
です!
3D版で観たのですが、ロケとしか思えないような精緻なCGには引き込まれ
ますし、リアルな映像が立体的に目の前に迫ってくる迫力は、一見の価値
ありかと。
また、全体の臨場感や戦闘シーンの迫力は凝り性の監督らしく文句なし。
タイタニックで披露したロマンチックな要素も織りこまれています。
グロさやエグさは無いので家族やカップルで行って楽しめる映画でしょう。
かってに評価すると★★★★☆(5点満点中4点)です。
一点3Dについての注意ですが、目が慣れるまでは疲れる人もいるよう
です。
じっさい、一緒に観た友人は上映がはじまって20分くらいしてから、
気分が少し悪くなってしまい、一時退席していました。
隣のご婦人の二人連れも上映後に「面白かったけど、目が疲れたね」
と言っていました。特に大きなスクリーンで鑑賞されるさいには、なるべく
後ろの席の方が3D酔いが少なそうでしたよ。
それから上映時間が2時間30分くらいと長めなので、事前のトイレも
お忘れなく(*^▽^*)。
それでは、来年もよろしくお願いします。
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動画のメッセージを作成したので、よかったらみてくださいね。
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