< 生物多様性 >



 生物多様性(せいぶつたようせい)。


英語ではbiodiversity(バイオダイバーシティ)と表記します。



いっけん難しそうな用語ですが、ようは地球上の生命全てと、その生態系を


ひとことで表したことばです。



地球上の生命全てとは、動物・植物・微生物のことです。


また、生態系とは簡単にいえば命の連鎖のことです。



植物が太陽光を吸収して光合成により体内で炭水化物を生成し成長する


エネルギーにし、光合成の過程で外に放出された酸素を動物が生きるため


に吸収しています。また動物は植物そのものを食べて栄養にしていますし、


昆虫も植物から養分をとっています。また死骸は微生物が分解し、それが


土に還って養分になり、植物の栄養になります。


こうした連鎖が生態系です。



そして、こうした連鎖が一ヶ所でもとぎれてしまうと、どうなるでしょう。


連鎖が途切れること=生命がとぎれる ということです。



そして、この連鎖を途切れさせているのが、人間が行っている森林の


開発(伐採)などなんですね。


たとえば、それまで広大な森だったところの木を全て抜いてしまえば、


そこに住んでいた鳥や動物はすみかを失いますし、植物も昆虫も連鎖が


できなくなります。


さらに木を抜いてあらわになった地表をコンクリートで塗り固めれば


微生物も出るまくがないですね。こうして、相当数の生命がその地域


から永遠に消滅することになります。



こうした状況が世界中で広がっているため、連鎖の断絶だけではなく


種の減少もおきています。


たとえばオラウータン。


動物園ではまだ観ることができますが、現在世界中で3万匹しか


いなく、絶滅危惧種に指定されているんですね。


イメージではもっとたくさん生息していそうですが、保護しなければ


50年後には絶滅していてもおかしくないですね。




こうした事態の進行を抑制するために、1992年5月に生物多様性条約


がつくられ、日本を含む190カ国とEC(ヨーロッパ連合)が加盟し、研究


報告や活動を行っています。


2008年6月には9回目の約定国会議がドイツで行われており、2010年


10月には、愛知県名古屋市で開催されることが決定しています。




環境問題というとまず人間にとっての不都合などに関心が向いてしまい


ますが、生物多様性は、ほんらい環境を考えるうえでの基本におくべき


概念だと思います。


あたりまえですが地球は人間だけのものではなく、多様な生物が生きて


いるのが地球ですからね。




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動画のメッセージを作成したので、よかったらみてくださいね。


http://cmizer.com/movie/72725


http://cmizer.com/movie/72187


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