< COP15閉会 >



 COP15が終了しましたね。


「2020年までの各国の温室ガス削減目標を法的拘束力で義務付ける」


という、当初の目的はかないませんでした。



いちおうの成果としては、コペンハーゲン合意という文書が残り、途上国


への資金援助計画が具体的に示されたことです。



しかし、もともとは途上国への資金援助を含めて大きなテーマが5つあった


ので、4つのテーマは結論が出せないまま課題として残りました。


残ったテーマは以下になります。


■2050年における世界全体の削減目標値

■2050年における先進国全体の削減目標値

■2020年における先進国全体の削減目標値

■2020年における途上国全体の削減目標値


ようは、削減における中期目標も長期目標も国際合意できなかった


ということです。



コペンハーゲン合意では、残った4つのテーマについての具体的な記述は


避けて、今後は各国がそれぞれ目標をリスト化したり削減計画をリスト化


しましょうということで、お茶を濁してしまいました。



課題は残りましたが、今回の着地について私はそれほど悲観して


いません。


というのは、190カ国を超す国が参加し、119カ国の首脳が演説を行う


という、いわば歴史的な会合の一回目だったわけです。


先進国、新興国、途上国、最貧国では利害が一致しないのは当然


ですし、また各国ともに自国内の意思統一を終えて参加しているわけでは


ないですからね。



たとえば日本でも、90年比で2020年までに25%削減するという目標に


対しては、「負担が重すぎる」という意見を経団連が主張しています。


また電力事業者の団体なども、「すべての主要排出国が公平に削減に


取り組むという前提であれば呑める」という意見を政府に提出する


意向です。



また、米国が2020年までに90年度比で4%程度の削減目標しか提示


できなかったのも、野党や産業界の顔色をうかがったうえでのことです。



EUなども前向きな目標値を提示していましたが、EU全体として完全に


意思統一がされているわけではないですからね。



とはいえ、このままうやむやで終わって良いわけではなく、一年後に開催


されるCOP16までに、各国および世界全体として何をしてゆくかが


非常に大事になったわけです。



つまり、今回のCOP15を京都議定書以降の第2幕の幕開けとして、


ここから本当に国内および国外における具体的な調整がスタート


すれば、COP15の意味はあったかなと思います。



ところで、鳩山首相が表明している日本の削減目標についても、


あくまで努力目標とされるのか、法的規制になるのか現時点では


みえませんので、COP15は閉会しましたが、まだまだ目が離せない


ですね。



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動画のメッセージを作成したので、よかったらみてくださいね。


http://cmizer.com/movie/72725


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