< 地球温暖化と食糧危機 >
産業革命以前の地球の平均気温+2℃以上になると、生態系の
破壊や水不足などの被害が世界中に拡大すると、11月27日の
ブログに書きました。
また現在でもすでに東南アジアの一部地域の農家では、天気を予測
することができなくなり、種まきの時期や刈り入れの時期も狂ってきて、
従来のカレンダー通りでは作物が正常に育たたなくなってきていることも
報告しました。
米や麦、とうもろこしなど、主食にしている穀物の収穫が減少することは、
人間の食生活に直接のダメージを与えますが、鳥、豚、牛といった家畜
のエサが減少することにもなります。
収穫の減少は価格の高騰(こうとう)を招くので、家畜の育成数も減少
するか、家畜自体の価格が上昇することになります。
さらに外洋では海流の異常(過去の統計からでは予測不能な状態)も
毎年報告されていて、漁獲高が極端に減少している種類の魚も増えて
きています。
つまり地球温暖化は、穀物、動物、魚類すべてに大変なダメージを与え
人類に食料危機を及ぼすということです。
そして忘れてはならないのが、人口増加の問題です。
日本では少子高齢化が当面の問題ですが、世界的に見れば人口は
増え続けています。
来年2010年の世界人口は69億人と予測されていますが、2025年には
80億人に達すると予測されています。
2025年といえば、温暖化抑制のターニングポイントといわれている2020年
の5年後です。このまま温室効果ガスが増え続けて、その影響で人間の
食糧が著しく減少し、反対に人口が増えれば、間違いなく食糧危機に
直面することになります。食料の価格が全て高騰を続けて、経済戦争に
発展する可能性もありますね。
ところで、西暦700年頃から1800年の初頭(産業革命以前)の頃までの
1100年間のあいだに、地球の平均温度はどのくらい上下していたと思い
ますか?
答えは0.3℃から0.4℃です。
それが産業革命以降は、200年の間に1℃上昇しているんですね。
平均温度を折れ線グラフで表すと、1800年以降は急激な右肩上がりに
なっています。
経済発展と便利さや物の豊かさを追い求めすぎたツケが、すでに人類
には廻ってきています。
今後数十年は環境規制が厳しくなることが予想されますし、また規制を
100%全うするためには、人間にとっては不都合で不便なことが増えると
思います。また、先進国においては特に顕著になると思います。
しかし、今環境対策に真剣に取り組まなければ、50年後の地球は
おおげさではなく、生物が住めなくなっているかもわかりません。
そうならないように、企業も個人も環境対策に真剣に取り組んで
欲しいと思います。
----------------------------------------------------
設備をかえることなく、環境負荷の少ない経営にCHANGE。
1330以上の事業所が導入しているエコステージとは・・・?
中小企業の環境経営サポートは、環境経営のアドバイザー
エコトラスト にお任せください!
http://www.justmystage.com/home/ecotrust/
http://www.geocities.jp/eco_trust_biz/
----------------------------------------------------