携帯電話には、とんでもない数の着信やメールが入っていたのだ。
面白かったよって言ってくれた人・・・
すごいなぁ~!と感心してくれてた人・・・
髪切った?と内容ともかく容姿を気にしてきた人・・・
すっげーよ、ドアップだったよ!!と本気で驚きを隠せなかった人・・・
文字化けしてて完全に文章化されてなかった人・・・
ラーメンは何味派?・・・と実は、こいつお笑いやりたがってるんじゃないかって奴と様々だった!
こんなに友達いたっけ?と思うぐらいの件数が来ていた。
おいっおっいおっい!!ずりーよ!!なんだよ!!と牛乳からも電話がかかってきた。
牛乳は心の底から悔しがっていた。
てか牛乳ってさーと、まだ牛乳の話題を引きずっていた。
牛乳はお留守番で正解だったかも知れない‥‥
それより夕方のアイドル番組がこんなに人気があることにもビックリした!!
そして翌日、学校へ行っても、さほど騒がれる事は無かったが当然3年生になった
俺は先輩にいじられる事がなかった事にホッとした、
その点では上級生にもなり平和な高校生活が送れていたと思う。
3年生になった頃には不良と呼ばれる奴らは、ほとんど学校を辞めて行った‥‥
うちの学校には校則っていうものがあり、他の高校よりも厳しい方だったからだ!
男女共、黒髪は当たり前、男子は耳に髪がかかったらアウト、
セーターやスクールバッグは学校指定のもの、
女子はスカート膝下が当たり前、ピアス、アクセサリーなんかはもっての他だった。
それらを1つでも破ると、当時の高校の先生達は本気で怒鳴り本気で殴ったりもしてきた。
学校を守っていく先生達も大変だったと思うが・・・・
個性を伸ばしていこうとする高校生の俺達にとっても辛いものがあった。
しかし見えない所でやるのがあの時の楽しみというか先生達への小さな抵抗だったのかも知れない。
その点では他の高校が羨ましく思った事もあった。
一方肝心なサッカー部はというと‥‥
2年生の時、ディフェンスというポジションで辛い思いをして来た経験もあってか、
ヘディングの強さだったり・・・1対1の強さ、パスの正確さという
体力、筋力、俊敏さという部分では力がついていったと思う。
ポジションも、3年生の時にはフォワードとして再び攻めるポジションについたし
背番号も5番から、3年生になって念願の10番に、
そしてゲームキャプテンとしてチームをまとめるまでに成長していけたと思う。
後は監督を全国に連れて行く事だけだった。
お笑いはひとまず休憩という形になった。それほど最後の大会にかける思いはあった。
でも力の差は上手い高校なんかと比べると歴然としていた
でもあの時の俺は練習も休む事もなく、日々汗水流して、ただひたすらボールを追いかけていった・・・
中学生の時に約束した、監督を全国に連れていく、そして自分自身の成長の為に‥‥
そして、とうとう高校生活、最後の大会が始まるのだ‥‥‥
・・・・第23話へ続く・・・・・