「トップ」 第14話 | 2分だけでも覗いてって下さい

朝練には全く出なくなった。サッカーが嫌いってわけでは無いが朝起きるのが苦手だった。


完全にダラけてたのだ。


そうなると自然に下級生にポジションを取られ完全にへこたれていた。


AチームとBチームをいききするぐらいに落ちた。


今まではレギュラー発表は当たり前の様に呼ばれていたのに、


呼ばれる事が段々なくなっていった。


しかし、たまたま近くの高校が主催していた大会で、


それも、たまたまレギュラーを張ってた人が怪我をして出番が回ってきた。


なぜか親父も母ちゃんも観に来た。親の前では恥は、かきたくないと懸命に頑張った。


そして1回戦、2回戦と勝ち進み、途中交代せずにフル出場していた。


でも親父から言われた一言は 『小学校で辞めとけば良かったな』 だった。


相当、傷ついた。親父は中学に入ったら俺をバレー部に入れたがっていたからだ。


でも、その一言で俺の心に火がついた。3回戦、4回戦も勝ち、準決勝でも勝った。


そして、あれよこれよと決勝まで進んだ。


相手は小学校の頃からよく決勝でやっていたクラブチームの人が集まってる中学だった。


当時から知っているメンバーが、ほぼ全員レギュラーとして出ていた。


1番やりたくないチームだった。


前半は0ー0 そして後半戦。


後半戦も残りわずかで、一緒のポジショだった、1個下の後輩が点を取って


1ー0で勝ち優勝した。


見たか監督ぐらい思った。


しかし俺が完全にレギュラーとして出ていたのはこの大会だけだった。


そして、また怪我した人が復帰したらAとBの境に戻った。


それでも、まだ試合に出れたから良いほうだ‥ そう・・・あの事件が起きるまでは‥‥。


その名も 「コーラ、シュワシュワ事件」 だ!


スポーツやってる人は炭酸なんて飲まないのが常識だが、俺は大のコーラ好き!!


当然うちの学校でも炭酸を飲むなんて禁止中の禁止だった。


しかし、いつもの様にコーラを飲んでいた‥‥


そして、その日は、たまたま、コーラを凍らせていった。


監督の前で休憩する時、凍らせて行ったのを忘れてしまってて、隠れて飲もうとフタを開けた途端、


炭酸出るわ出るわ‥‥!!シュワシュワ出るわ出るわ!!


焦ったってもんじゃない。頭が真っ白になった。


当然、監督にも見つかった。


それ以来Aの試合どころか試合そのものまで出れなくなっていった。


最後の大会は県大会まで行ったが、ベンチ入りするなんて、もっての他だった。


学生服を来てスタンドから応援っていうか普通の客として観ていた。


勝っても負けても、どうでも良いやぐらい思っていた。


もう高校行ったらサッカーは辞めようと決意した。


そうこうしたある日・・・・


学校の保健室の前に、あの例の高校の主催していた大会での優秀選手が貼り出されていた。


即ち、貼りだされた人は、その高校からのサッカー推薦がもられるのだ。


コーラシュワシュワ事件が起きて以来サッカーとは無縁だった俺は気にも止めなかった。


そんな時、同じクラスの女の子が、すごいねぐらいの勢いで言ってきた。


なんと俺の名前があると言うのだ!!


急いで保健室前に観に行くと5名の名前が‥その中に俺の名前も書いてあった!!


まじかよ!!えっ!!!って感じだった。運が良いとすら思ったし、ビックリした。


結局、その高校には行っていないが、とても嬉しかった。


そして高校選択の為、担任の先生との2者面談の日を迎える‥‥が‥‥





・・・・・第15話へ続く・・・・・