「トップ」 第13話 | 2分だけでも覗いてって下さい

年生のクラスは誰の目にも分かるように、とりあえず色が違った。


2年生の時がドスのきいた茶色だとすると、3年生の時は透き通った空色だった。


2年生の最初と同じように3年生の始業式前、


3年生の各クラス前に生徒名簿が貼ってあった。


2年の時、手こずった柔道部は4組だった。


でもその柔道部も3年生の時は目立つとは掛け離れたポジションにいた記憶がある。


そして俺は2年の時と同じ5組だった。同じ5組でも全く違った。


メンバーも小学校のいつものメンバーの1人がいたし、サッカー部も6人ぐらいいた。


カッコつけて悪ぶる訳でもなく。自然と笑いがあるクラスだった。


そして何より男女の仲が良かった。


1軍2軍3軍関係なく仲良くやっていたと思う。むしろ1軍って何?という感じだった。


しかし相変わらず勉強は出来なかった。授業中は寝てるか、笑わせてるかの極端だった。


しばしば職員室にも呼ばれるほどだった。


たまに怖い先生の授業になると真剣に黒板を移してた。でも移すフリだった。


書くふりして次の授業にやるお笑いをノートに書いていたのだ。


俺のノートなんて、ある意味ネタ帳だった。


たまに先生からノート提出をクラス全員要求される事があった。


その度、真面目に提出を試みるが、当たり前の様に怒られに職員室へ行ってた。




しかし、なにより行事が楽しかった。文化祭ではクラスで劇をやった。


イジメをテーマにした劇だ。俺は、イジメられている子のお父さん役だった。


ほとんどのクラスが劇をやるため何処のクラスが1番おもしろいか順位を付けるという事で、


当然1番になりたいという一心で真剣に皆、役作りをして挑んだ。


観客には他のクラスの仲の良い友達も観ていた


俺は目の色変えて真剣に演技したはずなのに笑いが起きた。


さすがに演技に集中出来なかったし、台詞も飛んだ。


皆に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。当然、結果も散々だった。



でも体育祭ではクラス対抗リレーの選手として1位にもなれたし、


誰よりも大きな声を出して応援した。


そしてムカデ競争も完全にムカデそのものになってた。


そうして一気に団結力が深まっていった。


クラスの団結が深まっていくに連れて同じクラスに好きな子が出来た。


隣の席にも慣れたし、本当にクラスでは言うことないほど幸せだった。



一方サッカーの部活はというと‥‥





・・・・・・第14話へ続く・・・・・・