「トップ」 第8話 | 2分だけでも覗いてって下さい

中学校は、小学校から歩いて10分ぐらいの距離にあった。


中学校は近隣の小学校、4校からそれぞれ生徒が集まって来ていた。


入学式当日・・・小学校の頃から、いつも行っていた4人でいつもの様に集まって行った。


何が違うって、皆学ランを着ていたのだ!!


友達がいたから不安はそれほどなかったが、どこか恥ずかしさはあった。



学校へ着くと校舎の前にクラス分けの表が貼ってあった。心踊らせワクワクしてたのは、今でもはっきり覚えてる


しかし・・・俺を抜いた、いつものメンバーは3人とも3組!!俺だけ1組だった・・・。


スタートダッシュに失敗したと、一瞬、心の底から悔しがった・・・おれも3組が良かったと・・・。


1組の先生は野球部の監督で熱血体育教師!!見た瞬間氷つく程の威圧感があった。


1組は、今思うとスポーツクラスだったように感じる。男女とも運動系の部活に入る人がほとんどだったから・・。


そんなクラスでもすぐに打ち解けられた。小学校同様皆を笑わせて目立っていたと思う。



うちのクラスだけだろう~!宿題を忘れた時恐怖を感じたのは・・・。


熱血体育教師からのお熱い愛のムチが待っていたのだ!!!


宿題を忘れたものは、先生の前に行き右手を出す。そうすると、先生は机の引き出しから、


馬鹿みたいに大きなシャモジを出し、右手目がけて思いっきり叩く。


手は真っ赤に腫れ、しびれる程だった。それ以降宿題は、やろうと心に決めた!!




部活は迷わずサッカー部に入った。


サッカー部には小学校のクラブチームのメンバーが、ほぼ全員いた。


当然、上の学年には怪物もいた。


小学生の時は仲良くタメ口で喋っていた上級生にも敬語でしゃべるというのは、少し抵抗はあったが


これが中学校なんだなと当たり前のように接した。



2つ上の先輩達は、雲の上の存在に感じた。体つきは違うし、相当上手かった。サッカーのレベルが違っていた。


全国大会に出るほどの中学校だったので部活は、かなり厳しかった。



 3年生は自分の好きなサッカーパンツにゲームシャツ。


1年生の俺たちは、お揃いの紺色の短パンに上は体操服という感じだった。


そして、とどめつけは、サッカー部なのに先輩の前では足でボールを蹴ってはいけないって


いうのがルールだった。万が一、足で触った所を先輩に見られると本気で殴られた。


3年生のシュート練習なんかは、なぜ略すのか今でも不思議でしょうがないがファイトの略で


イトーと大きな声を出しながら玉拾いをする。イトーが小さい時も先輩に殴られた。



下級生でも、上手い選手は、好きなサッカーパンツを履き上級生の練習に参加できる。


2年生の怪物は練習に参加していた。すごく羨ましかったし、2年生になったら絶対


参加したいと強く思い、玉拾いをしていた。


イトーイトーと大きな声を出しながら・・・・。



一方、1年生の練習はと言うと・・・学校の隅に大きな木や雑草がいっぱい生えてる所での、通称、


林間サッカーだ。林間の中で2~3のチームに分かれて試合をやるのだ・・!!!


時には、木に頭をぶつけたり、時には根っこに足が引っかかったりと、生傷が絶えなかった。


でも、そんな林間サッカーには直ぐになれた。しかも、ボールを見ないでも徐々に感覚だけで


サッカーが出来るようになっていった。




中学校は学校行事がたくさんあった。中でも驚いた行事がクラス対抗で1年生から3年生まで


合同でやる。『ムカデ競争』 だ!!長い紐を両足にくくり付けクラス全員で


一列になってムカデのように走るタイムレースだ!!


何ムカデって!!って思うかも知れないが、やってみると案外難しいし、すごく疲れる。でもすごく楽しかった


1、2、1、2と全員が呼吸を合わせないと、まず転ぶ。


上級生は慣れてるせいか、めちゃくちゃ早い。羨ましいとは、さすがに思わなかったが、負けたくないとは思った。


放課後校庭で練習したり廊下でも1,2,1,2、と声を出してるクラスまであった。


ムカデ競争では団結力と連帯感が生まれた。1秒1秒タイムが縮まっていくに連れて成長すら感じた。


結果は下のほうでも、クラスの仲間意識は高まっていった。


でも・・・・



・・・・・第9話へ続く・・・・・