いよいよ危なくなった地球
やっぱり地球が危ない!
今冬の記録的な大雪による死者が、12日現在で遂に82人に達したということです。
やはり地球は病んでいるのでしょうか。
最近出された国際的な調査報告は、「温室効果ガスの排出量を大幅に削減しなければ、
地球温暖化で2050年までに全生物種の4分の1が絶滅する」と警告しています。
この研究は、南アフリカ、ブラジル、ヨーロッパ、オーストラリア、メキシコ、コスタリカに生息する植物、
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類の1103種が地球温暖化から受ける影響を調査したもので、
研究者の一人であるイギリス・リーズ大学のクリス・トーマス教授(保全生物学)は、自動車や工場から
排出される温室効果ガスによって、地上の温度は1000万年前現存する生物種の大半がまだ出現して
いなかったころよりも高くなり、地球温暖化がもたらす被害は、恐竜が6500万年前に地上から姿を
消したときに匹敵する恐れがあると指摘しています。
国際連合はこの論文について、全世界が京都議定書を採択すべきだということを示す
これまで以上に強力な証拠だとコメントしています。
京都議定書は、人間による環境汚染が引き起こす温度上昇を食い止めることを目指していますが、
ブッシュ米大統領は、京都議定書は上位の汚染国に含まれる中国やインドが対象とされていないため、
「欠陥」があり「非現実的」だとして、議定書への署名を拒否しています。
しかし、研究者たちによると、地球温暖化は地球上の生物種にとって最新の脅威であり、
そのほかにも熱帯雨林など特定の環境が破壊される問題がすでに存在するとし、
さらに、論文執筆者の1人、『コンサベーション・インターナショナル』(本部ワシントンDC)の
リー・ハンナ氏は「生息地の減少と気候変動が組み合わさることがとくに心配だ」と話しています。
ところで、最大の危機に直面している生物種には、アマゾンに生息する数種の樹木、南アフリカの国花
キングプロテアとその仲間、スペインのカタシロワシ、オーストラリアのボイド・フォレストドラゴン[キノボリ
トカゲの1種]などがあるそうです。
トーマス教授は、「世界の指導者の大多数は何かしら行動を起こす必要があるという
共通認識を持っている」と話す一方、「1つの取り組みに対して各国の同意を得るにはあまりにも時間が
かかる」点を懸念しています。
「問題は、各国が持つ独自の偏狭な要求が互いに衝突するため、一致団結した行動が往々にして
行き詰ってしまうことだ。
だからといって、方向転換しないのはリスクが大きすぎる。予防原則を適用するのなら、
今すぐ方向転換を行なうべきだ」とトーマス教授は警告を発しています。