南天楼 -23ページ目

南天楼

難点ありあり。だがしかし、難を転ずる!

結局、1時間遅れで看護師さんが


呼びにきた。


「おう、んじゃ、行くか!」


手術を受ける父が、張り切って先頭を


歩いていく。


「手術室まで歩きなんだ!( ̄□ ̄;)」


と、従妹がびっくりした声で言った。


動けるし・・・なんといっても


自覚症状ないくらいの患者だからね!

10時になっても呼びにこない。


えーと、始まるの10時・・・だよね?


「まあ、病院の手術時間なんて


遅れるしねえ」


と、母がのんびりと言う。


それはそうなんだけど。

「だいたい手術は4時間くらい


かかるんだって」


4時間か、じゃあ、昼挟んで14時


ころに終わるかな。


と、思っていたがそうは問屋が卸さなかった。

病衣を着てベッドにいる父は


立派な入院患者だった。


「4人部屋なんだね~。結構広い!(´∀`)」


と、従妹がぐるりとあたりを見回す。


4人部屋だが、患者は父しかいなかったため


イスを取り出して、ベッドの脇に座る。

翌週、一足先に入院した父のもとに


丁度仕事が休みだった従妹と


一緒に病院へ向かった。


手術予定時間は10時だ。


父と母のいる病室についたのは


9時半くらいだった。