マリナーズの野手組は18日(日本時間19日)にキャンプイン。今季は3月下旬にアスレチックスとの日本開幕戦が控えていることもあり、このオフの自主トレは急ピッチで行ってきた。渡米前には都内の練習場で連日3~4時間、マシンを相手に打ち込んでいたという。
イチローは今季限りで契約が切れる。ズレンシックGMはイチローとの契約延長について地元紙の取材に「公式戦終了後に(交渉の)テーブルに着いて話していくつもり」と語っている。「(今季の)プレーを見たうえで、どんなことも起こり得ると思う」と成績次第では再契約を見送ることを示唆した。
これまでマリナーズは球団の方針から、本当に必要と判断した選手を除けば、原則としてシーズン中の再契約交渉は行わなかった。イチローも200安打が続いている07年には球宴期間中に再契約した。
イチローが目の色を変えているのは、何もマリナーズ残留を望んでいるからではない。むしろ他球団への移籍をもくろんで結果を残そうと必死になっている。
マリナーズではワールドシリーズのチャンピオンリングとは無縁だったイチローが、優勝を狙えるチームでプレーしたいと考えるのは当然のことだ。メジャーならヤンキース、日本なら巨人のように人気もあって、優勝を狙える戦力が整ったチームへの移籍を狙っているのだ。
かつてイチローは雑誌のインタビューで「日本に復帰するなら巨人しかない」「ヤンキースは特別なチーム」と話したこともある。
イチローが張り切っているのは日米の人気球団に移籍するため。視線の先にあるのはマリナーズではない