新垣投手 | エコリングのブログぅ

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8年振りに日本一になった途端、和田毅、杉内俊哉、ホールトンら昨季43勝を挙げた投手たちがゴソッと抜けたソフトバンク。新シーズンに向けて準備を進める秋山幸二監督に「43勝分を補強するのは大変ですね」と尋ねると、平然とこう答えた。

「いる人間でやるしかないじゃない。山田(大樹)や攝津(正)、岩嵜(翔)もやってくれると思う。ただ、いざという時の経験がね」

 '03年に日本一を経験した“四天王”和田、杉内、斉藤和巳、新垣渚のうち、現在、支配下登録されているのは新垣だけだ。

 新垣は沖縄水産、九州共立大を経て、'03年ホークスに入団。1年目に8勝を挙げると、'09年までの7年間で53の勝ち星を重ね、一時は和田、杉内よりも重用されていた。当時のスライダーのキレは半端ではなく、あまりに鋭い曲がりのためキャッチャーが捕れず“暴投”が記録されることも多かった。だがその後、右肩痛に見舞われ、ここ2年間、一軍登板はなし。右肩への負担を少なくするために昨年、投球フォームの改造にも取り組んだが結果は出せなかった。

「悔しい思いをして来た分、来季につなげるピッチングをしたかった」

 そんな新垣に秋山はこう期待を寄せる。

「素質、経験とも十分。彼の復活が若い投手陣の柱になってくれたら」。

 若返りが進むチームだからこそ、過去に3度二桁勝利を挙げている新垣の経験が必要になってくるのだ。

 昨年の日本シリーズは、キャンプ地の宮崎でテレビ観戦していたという新垣。

「和田や杉内が投げる姿をボンヤリと見ていたときの寂しさが頭に残っている」という。

 そして迎えたアジアシリーズ、若手に混じって新垣の姿があった。930日ぶりの一軍公式戦マウンドとなった統一戦では5回を投げ、6奪三振、無失点の力投。「悔しい思いをして来た分、来季につなげるピッチングをしたかった」と、その決意を新たにしていた。

 ソフトバンクはここに来て、メジャー119勝のB・ペニーを獲得。FA移籍してきた帆足和幸をはじめ攝津、岩嵜、山田、大隣憲司、大場翔太らとの激しい競争に挑む中、義兄・杉内にかけられたこんな言葉が、新垣の胸に残っている。

「同世代の誇りだぞ。ホークスを頼む」

 この思いを背負った新垣の復活に期待したい。