小久保裕紀内野手=ソフトバンク・40歳
「寒かったね」。キャンプ2日目の最高気温は6.2度。身を切るような風が吹きすさぶ中、不惑の主将は、言葉とは裏腹に元気だった。ランニングで先頭を走り、守備練習も同い年のノッカー、鳥越内野守備走塁コーチと丁々発止のやりとりで球場を沸かせた。
「やっとあおむけで寝られるようになった」という。シーズンオフに、ここ数年苦しんだ首のヘルニアの手術を受けた。ひどいときは寝返りを打てなかったほどの痛みから解放されたことも、軽快な動きにつながっている。
1日に約2カ月ぶりに投手が投げる球を打ったばかりで「フルスイングは2クール目から」。それでも2日続けて柵越えを放ち、コンパクトなスイングからの右打ちも健在。ティー打撃ではオープンスタンスから右方向へはじき返したり、昨年から取り入れた長さ約60センチの短いバットを使ったり、工夫に富んだ練習でパワーの衰えをカバーしている。
練習後、「気持ちいい張りがある」と笑みを浮かべた主将は今季、全試合出場を目標に掲げる。2000本安打まであと38本。「健康な体で臨めば、早めに達成できるはず」と自信たっぷりだ